いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

あらあら、また隠されちゃったよ!給食費未納額大田区トップ

2007-01-31 | Weblog
 お役人や学校現場は、なるべく情報を隠蔽するDNAを持っている、と何度も何度も書いている。ご本人たちは「そうではない」と声だかに否定するが、マスコミに取り上げられるとすぐさま「降参」してくる姿は哀れだ。

 今回もやられちまった。週2回発行される「都政新報」という業界(?)紙がある。東京都や都内自治体の情報が掲載されていて興味深い情報源である。私はこれを今話題の「政務調査費」で購読している。この1月30日号に、こんな記事が載った。

 小中学校の給食費未納問題、特別区で4861万円、と。そして、23区別の未納額が一覧になっている。な、なんと、大田区は739万円で特別区でトップ(ワースト1)ではないか!二位の足立区604万円を大きく引き離しての入賞である。以前、食育の観点から、教育委員会学務課長に「大田区に給食費の未納はないか?」と質問したところ「ない」との回答を得たことがある。

 問題は、この未納額の処理である。公費では補填せずに、まともに支払っている子供達の給食材料費から739万円分支払うのだ。つまり、それだけ、給食内容が粗末になるのだ。であるとすれば、払っている親は、徴収している学校(すなわち大田区)に対し、未払い分の給食費負担分を返還せよ、との訴えや監査請求をおこすべきであろう。

 以前、教育委員会のお役人が真面目な顔で、本会議での他の議員からの「区内で問題校は何校あるか?」との質問に「1校」と答弁していたのには、大笑いしたが、またしても騙されちまったよ!

 まったく、この隠蔽体質はどうしたもんかな!ふざけんな!

(2/1記)
 学務課長に「どういうことだ!」と詰問すると、「調査資料がないと答えたので、ないと答えたのではない。そうとられたのであれば言い方が悪かった。」と釈明。いや、絶対に「ない」と答えた。「今後、あなたと話す時は、ボイスレコーダーを回すから」と申し入れ、渋々出した「学校給食未納状況調査」なる書類を入手した。

 それによれば、大田区の未納状況は以下のとおりである。

小学校 児童数 28075名 未納児童数 161名(0.57%)
    給食費総額 1,202,271,183円 未納額 3,593,161円(0.3%)

中学校 生徒総数 10465名 未納生徒数 137名(1.3%)
    給食費総額 524,897,624円 未納額 3,798,362円(0.72%)

 学校別では、A小学校の児童の7.5%、給食費総額の4.6%が未納、B中学校の生徒の4.5%、総額の3.4%が未納というのがトップである。昔の親は、自分の食い扶持を削ってでも子どもに食べさせたものだ。苦しいのはわかる、しかしだ。就学助成や生活保護の場合は、給食費も公費(税金)で親に支給されているのだ。それを払わないとしたら「確信犯」である。


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