いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

大田区の大惨事発生!所管委員会は蚊帳の外‥?

2007-01-26 | Weblog
 昨日午前11時ごろ、大田区立の高齢者住宅シルバーピア中央から出火し、83歳の入居者が焼死された。と、夜帰宅してテレビで知った。消防車50台、ヘリコプター6機出動という大事故に、午後10時を過ぎていて失礼とは思ったが、区議会一の防災通荒木ひでき議員に電話で事情を聞いた。

 出火と同時に、大森消防団員でもある荒木議員は現場に駆けつけた。彼の凄いのは、すぐさま所管特別出張所長に連絡し、複数の職員に現場で高齢者の対応にあたらせたのだ。大田区の一般職員は立ち入り禁止の「非常線」から中に入る権限がないため、その許可証を所持している彼が誘導したらしい。

 あきれるのは、スーツ姿にカバンという格好で立ち尽くしていた若い住宅課職員(シルバーピア担当)である。荒木議員が「あなた職員?」と声をかけ、腕章すら着用していない彼に、出張所職員から「大田区」の腕章を借りて住宅へ誘導。危機管理と行動マニュアルの欠如である。

 荒木議員が常々訴えていること。火災など災害現場では「大田区」という表示が、精神的な安心感につながる。腕章でものぼり旗でもいいから必ず掲出せよ、と。これが現場に徹底されていないのだ。

 荒木議員から通報を受けた、消防官出身の金子富夫議員はさっそく、広報などを担当する区経営管理部の庶務担当の総務課長に内線で連絡。返ってきた答えに唖然として激怒。「課長は昼食に出ています‥」総務課長を弁護すれば、きっとこの大惨事を部下から報告されていなかったのだ。いや、そうに違いない。

 さらには、大田区の防災、安全対策、危機管理などを所管する、防災・安全対策特別委員会委員たる私には、現在に至るまで何等報告はない。確かに、議員への報告よりも現場が第一である、がだ。現場でしかわからない問題点があるのも事実だ。結局、議会の委員会などお飾りといういことか!

 嗚呼!お役所の危機管理‥せめて情報の一元化だけでもせんとな。

(後刻追記)
昨日13時から開催の幹事長会(交渉会派5名)において、区側より火災について説明があったとのこと。なお、今朝登庁すると机のうえに、発信部署、発信者、文書名の記載もない「シルバーピアで火災があったとの連絡が消防庁からあった。区職員を派遣し、現場対応している」旨の文書がおいてあった。ちなみに、区幹部職員関係者の訃報はFAXで自宅におくられてくるのに、火災報告は机の上かい?

(総務課長の名誉のために追記)
後刻、事実確認をしたところ、電話に出た女性職員は、この火災を知らず、課長が自席に見えなかったので「昼食」と答えたという。この返事の後、課長は金子議員と会話ができた。なお、彼は課長に就任して以来、仕出弁当にかえて庁舎外で食べることはない、とも断言されていた。



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