いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

選挙と人間模様

2007-01-30 | Weblog
 統一地方選挙が近づいてくると、現職、新人入り乱れて、政治活動(?)が活発化してくる。なかでも、後援会紹介名簿集めが盛んに行われる。そして、これらの活動が、様々な人間模様を生み出していて、とても興味深いのだ。損得勘定の応援か、純粋な応援かと。

 大田区が産んだ、尊敬すべき稀有な政治家、故新井将敬代議士が下さった著書「エロテイックな政治」の中で、政治こそ人間のあらゆる欲望が凝縮されている、という趣旨の記述をされているが、誤解を恐れずに言えば、正に我が意を得たりである。

 私自身、落選を含めて3回の選挙を経験しているが、その都度、支援者の相当数が異動する。各回の選挙の支援者名簿を見て、感慨深い。前回までは、政党に所属していた(初回:新進党、2、3回目:自由党)だったので、党の紹介の企業や団体から後援会紹介名簿を頂いた。これが、曲者だった。特に、大企業の社員さんの「後援会入会名簿」はひどかった。電話すると「誰から電話聞いたのですか?」と怒鳴られる始末。

 反面、ある官僚出身の代議士さんから頂いた名簿は凄かった。「○○先生からのご紹介で‥」と電話すると、皆さん「わかりました。頑張って」と、えらく感じがいい。この先生は、本当に官僚出身?と思うぐらい、腰が低く、温かい方だった。(過去形なのは、今や他党なので)名簿にも人柄がでるなど、さすがである
 
 また、とても親しい支持者だった、と思っていた方が、突然、他の議員の支援にまわることも、過去に何度も経験した。当初は、絶句して立ち上がれないぐらいショックだったが、最近は「またか!あの方も‥」と、慣れてしまった。仕事をもらっているからとか、近所付き合いだったり、断れない事情があるのだろう。所詮、私とは、その程度の関係だったのか、と残念だが、あきらめることにする。

 嬉しいことも沢山ある。見ず知らずの方が、チラシを見たり、街頭演説を聴いて、電話やメール、お手紙を下さるのだ。このような方々は、なんのしがらみも、仕事などの期待もなく、純粋な気持ちで応援の言葉を下さる。このような電話やメールを頂く度に涙が溢れる。

 今日も、長いお付き合いの支援者から電話があった。「あなたを応援している○○さんが、別の議員のために紹介名簿を集めている。」と。そして、あまりにも悔しいからと、何件ものお知り合いの名前と住所を下さった。ありがたいことだ。○○さんは、きっと仕事がらみで断れなかったに違いない。

 嗚呼、難しいかな真の民主主義!!!それでも頑張るクリキンデイ



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