いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

さようなら!民主・自由・未来

2006-04-21 | Weblog
 今日は、午後1時から議会幹事長会が開催されるので、その1時間前に会派全員(私を含め5名)が集まり、来期(5月以降)の所属委員会やら、人事を話し合った。そもそも、幹事長会の1時間前に開催するという、ギリギリ開催は問題であるが、大問題はその後起きた。

 私が、議会内会派『民主・自由・未来』を去ることになったのだ。この事情については『一身上の理由』ということで公にするつもりはなかったのだが、幹事長会の席上、なんと『犬伏は、幹事長になれなかったので、会派を離れます』との事実の本質とは違う説明がなされたので、あえて真相を書く。

 事は、2年前。民主党所属議員4名(後に離党1名)と、私、無所属の各1名、合計7名が合流して、自民、公明に次ぐ第三の勢力として区政改革に取り組もう、と新会派が結成されたのだ。

 ところが、その後、無所属1名と民主党を離党した議員の合計2名が離れ、結局、民主党所属の4名と私の合計5名の会派となったのだ。そもそも、国政からして寄り合い所帯の民主党。区議会でも意見の相違は激しかったが、それでもそれぞれの歩み寄りで、なんとか2年間もった。

 ところが、先日18日。会派の所属委員会などの打ち合わせの場で、突如幹事長より『犬伏さんと次期、会派を組むかどうか、まだ決まっていない。民主党の意向もある。』との発言がされた。なんじゃい、それは。そもそも、この会派は民主党の会派ではない。結果として、民主党員が多いだけである。

 以前の私なら、ここで机をひっくり返して部屋を出たところだが、50歳も近くなって『大人』になった。冷静に以下のようにお答えした。

そうですか。それは、そちら(民主)の問題ですから、犬伏と組むかどうか、早々にお話し合いください。

 席を離れて1時間後、幹事長氏から電話があった。『我々としては、来期も犬伏さんと組んでいこうということになりました。』そうかい。がだ、なんとも無礼な話ではないか。4名の民主党の議員のうち、2名は、聞いていないことだったらしい。まあ、民主党大田支部あたりから出た話だろう。

 この結論を受けて、会派を継続するか否か、私は決めかねていた。ただ、いかにもお情けでいさせてやる、というような議論の持ち出し方は、不愉快千万であったことも事実だ。

 そして今日。昨晩から熟慮した結論は、以下のような、会派結成当初の決め事、原則に則った提案をして粛々といこうというものだった。(当初の原則⇒会派内役職、議会委員長などは、全員が公平に分担する)

①今回会派に来るであろう、特別委員会委員長と常任委員会副委員長のポストは、まだ経験していない、岸田幹事長と都野議員の二人に割り振ろう。
②新幹事長には、まだやっていない不肖犬伏がなる。
(同じ2期生の山崎議員はすでに2年間幹事長経験済み、田中議員は固辞した。さらに、通常幹事長は委員長、副委員長を兼務しないため)

 この提案は、想定外だったようで、4名中3名から異論が出された。それは『公党民主党の議会内といえども、幹事長を犬伏にする訳にはいかない。お家の事情を理解してくれ。』岸田幹事長は、自らが幹事長と特別委員長を兼務すると発言。総務財政委員会の委員を犬伏にするから、との折衷案を提示された。

 ここで、私の心は決まった。この会派を作ったのは民主党のためではない。議会内での発言力を高め、区議会を活性化するためであったはずだ。それが、いつの間にか、民主党の一機関になってしまった。ここは、私の居場所ではない。

 10分間外に出るから、4名で決めてくれ。と控え室の外に出た。10分後の結論は、予想通り『提案は受け入れられない。』というものだった。

 手回しの良い幹事長氏、5分後には『会派離脱届』を提出して下さり、民主・自由・未来の一員だった私の立場は終わった。2年間ありがとう!

 迷惑だったのは、議会事務局と他会派の幹事長である。所属議員数に応じて算出する委員長、副委員長ポストやら所属委員会などの打ち合わせが、本日行えなくなったからだ。陳謝!

 さてさて、久しぶりの一人会派。しかし、会派名、控え室移動等、面倒だな~

追伸:いつも、騒動の度に慰め力づけてくれる複数の同僚議員には感謝感謝!
そして、今回は富士山を眺めながらアイスを奢ってくれた荒木秀樹議員
Special thanks!


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