いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

他の議員にバレちゃったから来ないで?

2006-04-03 | Weblog
 国会、都議会、区議会、市議会、村議会に至るまで『議員』と名のつく人種(保守系議員と言ったほうが適切かも‥)の大多数は、会合に顔を出すことが、議員活動だ、と思っているのではないか、と思うことがある。

 今日も、そんな場面に遭遇した。今週のある日、区内において、まちづくりに関する会合が催されることになった。主催者とは議員になる前からの知り合いで、来て欲しい旨のFAXを頂戴した。とても、興味深い内容と、参加者だったので、嬉しかった。

 しかし、その日は、あいにく他の会合が二つあったが、是非、そちらに出席しようと『出席 他の花見二件を断ってでも参加します(実は他の会合も、花見ではないが‥)』と、返答した。ところが、本日以下のような電話があった。

 実は、他の議員には声をかけていなかったのだが、嗅ぎつけて何人かが参加したいと言ってきた。ついては、収拾がつかないので、議員は呼ばないこととする。申し訳ないが、あなたも来ないで欲しい。と。

 えっ!私は、議員だが、この会合は、議員というよりは、まちづくりに積極的に関わりたい、一区民として、一企業人として参加するつもりだったのに。残念至極である旨、電話の主には伝えて、参加しないこととした。

 そりゃ、選挙があるから、一つでも多くの会合に参加して、一人でも多くの有権者と会いたい、という気持ちはわかる。しかし、それぞれの会合の本来の目的を忘れ、ただ参加する、という態度の各級議員が、残念ながら、まだまだいるのも事実だ。

 おかしかったのは、私が関与していた、ある音楽団体の主催するコンサート。コンサートが始まるまでは、入り口に国会、都議会、区議会の議員が立ち、参加者にペコペコ挨拶をしている。ところが、コンサートが始まると、彼らは、会場内に入って演奏を聴くのではなく、そそくさと、お帰りになるのだ。

 まあ、この行動様式は、有権者が作ったとも言える。一生懸命運動して、当選し、これらの会合に『顔を出さない』と、生意気だ、と言われる。仕方ないので、時間をやりくりして、講演会の『講演は聴かず』、コンサートの『演奏は聴かず』に、顔だけ出すことになる。それでも、主催者としては『枯れ木も森の賑わい』とばかり、『○○先生のご来臨を頂き‥』などと紹介する。

 嗚呼、悲しき職業かな。議員とは‥



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