いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

外国人参政権賛否徹底討論3時間TVに出演

2004-11-05 | Weblog
今日というか、昨日というか、いや正確には、昨日深夜から本日にかけてが正しい。スカイパーフエクトTVの日本文化チャンネル桜に出演した。

 このテレビ局には、先月のヤングジャンプ問題で3回、『地方議員アワー』で1回、すでに4回程出演しているが、実は、いまだに自分の出演した番組を見たことがない。(スカパを受信できない)いまだと、確か3800円で、アンテナ、チューナーがつくらしいので、心ある方は申し込んでいただきたい。

 さて、今日のお題は『外国人参政権』賛成、反対それぞれの立場の地方議員が、3時間ノーカットで討論する、という企画だ。反対派には知り合いが多いが、賛成派の知り合いは少ない。公明党や、生活者ネットなど『はっきり賛成』を表明している政党に出演依頼したが、色よい返事がない。はたして、討論になるのか…

 スタジオと、各人の都合で、収録開始は、なんと午後9時から。渋谷のスタジオには、民主党と無所属の比較的若い議員さん11名(私が三番目に高齢だった!)が集まった。こりゃ、みんな『反対派』だろう、と思っていた思惑は、カメラが回るとふっとんだ。

 なんと、11名中、参政権に反対が5名、賛成が5名、保留が1名、という構成だったのだ。こいつは、頑張らなくては!

 賛成派の論拠は、概ね以下のとおりだ。

①外国人も納税しているから
②強制連行で朝鮮半島から連れてこられたから
③最高裁も認めているから

 これらをまず論破しよう。
①納税が参政権の基礎だとしたら、日本国民の納税していない者はどうなるのか。
 納税=参政権ではない。また、納税した結果、行政サービスを享受しているでは ないか。外国人だから、消防車が火を消さなかった、とか、道路を歩いてはいけ ない、という話は聞いたことがない。

②でましたね。お得意の『強制連行説』戦時中は、朝鮮半島の人々も、内地の日本 人と同様に『徴用』された。終戦時には200万人いた朝鮮半島出身者のうち、希望 者は全員、GHQにより帰国させた。結果、140万人が半島に帰っていった。従っ て、現在わが国にいる朝鮮半島出身の方々は『自らの意思』で、わが国に定住さ れた、と解すべきだろう。

③平成7年2月28日の最高裁小法廷の判決は、本論で”憲法93条2項にいう「住民」 とは日本国民をいい、外国人に対し選挙権を保障したものではない”と結論づけ ている。ところが、傍論(判決とは関係ない裁判官の意見)で「永住外国人に参 政権を与えても憲法違禁止されていないが、与えなくても違憲ではない」と、本 論と矛盾するトンチンカンなものである。いずれにしても、傍論は判例ではな  い。

 さらには、可哀想じゃないか、国際化の流れだ、協調などの言葉が、賛成派の議員から発せられたが、「ふざけるな!」と怒鳴りたくなってしまった。国家が国家たることが、諸外国から尊敬されることで、いたずらに『なんでも迎合』することが国際化ではない。ましてや、可哀想だの、地方参政権ぐらい、などと情緒的に、この問題を扱うことは、国家存立の重大な危機である。

 しかし、若い民主党や、民主系無所属の地方議員の多くがこのような考えだとしたら、より一層、民主党を政権政党にしてはいけない。

 嗚呼、終電終わっちまった!収録終了午前1時。渋谷発終電1時6分。