西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

瞬・点の我VERSUS悠久・無限の宇宙

2006-10-26 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
テンプレート(背景)を今までのものからガラッと変えてみた。宇宙である。ビッグバンで誕生して130億年以上というし、広さはまあ「無限」である。そこに「瞬間」を「1点」で生きて、過ぎ去り消える「我」がいるのである。

再度:瞬点の我が宇宙を想う時心頭の広々とする 市路

で、黒の背景に白字である。暗い宇宙に、はっきりと我の意思を刻んで生きたい。

間伐材のベンチ(近鉄奈良駅前)

2006-10-26 | 地域居住学
近鉄奈良駅前にあった広告つきの鉄製の違法ベンチ30基が撤去され、奈良県十津川村産の杉の間伐材のベンチが15基置かれた。お年寄りに喜ばれている。これは、駅前の景観の問題解決と森林の管理の一歩前進につながる、と思う。手すりといいベンチといい間伐材で作っていけば、都市に潤いをもたらすと共に元々綺麗な日本の森林はよみがえっていくだろう。
(写真は、間伐材ベンチの例)

くねくね手すりと間伐材の手すり

2006-10-26 | 地域居住学
今日、通勤途上で『毎日』を読んでいたら、10面の「暮らしっく(PRのページ)」に佐世保に本社のある「クネット・ジャパン」社の「くねくね手すり」が載っていた。(写真参照)滋賀県立大工学部人間融合工学のチームと共同研究し、(1)握りやすい角度と位置を「咄嗟に」選べる。(2)滑りにくく支持しやすい安全性。(3)コストダウン。等の特色があると言う。材質は、金属パイプ、樹脂、木製等さまざま、金属の場合は色も多様化しているという。グッドデザイン賞、特許も得ているようだ。今後、屋内の手すり需要は国内で4800億円、これに公共交通手段、駅、歩道橋、坂道、公園、寺社、競技場など屋外のパブリック空間での潜在的需要は計り知れないという。内外とも需要があるのは、私も認める。
で、そうなら、間伐材の手すりを大いに使うべし、形態を整え、コストを下げて普及すべきであると思う。
理由(1)人間は「猿時代」から木の枝を握って生活してきた。(歴史的つながり)(2)金属や樹脂よりも木材が人間の手の温度にフィットしている。(金属は真夏や真冬は直接には握れない!)(3)間伐材を使うことは森林管理の上で重要である。
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/a9e598990575dc5d5c80854964eb3708

高校で世界史等教えていない話

2006-10-26 | 時論、雑感
富山県の高岡南高校で必修の世界史などを3年生までに教えていないことが判明して、今から卒業まで補修70時間やることになったことが、分かったとたん、全国で続々そういう事例が多くある(NHKの調べで60校以上)ことが出てきた。教育委員会に虚偽のカリキュラムを報告していた例も今朝のテレビで言っていた。背景として大学受験で、社会科一科目でよい場合が殆どであるということがあるらしい。
我々の時代(1960年代)は、理系であっても文系であっても国公立大学は社会科二科目、理科二科目の受験だったと思う。配点は違っていたと思うが・・。私は工学部受験だったので社会は理科の半分の配点だったと思う。私は日本史、世界史(理科では物理、化学)で受験した。で、高校では、更に授業としては生物や地学も聞いた記憶があるし、地理もあったのではないか。へーと若い人に思われるかもしれないが、忙しくて世界史など全然消化できなかった様子も過去に書いたが、それでもそいうことをやったことが、今でももう一度勉強してみようか、という気を起こさせている。長い目で見て、国民の教養のベースを高校、大学時代につくるのだから受験は別にして、それこそヴァイタリティのあるインテリジェンス(「ヴァイタリジェンス」)を目指して欲しい。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/ca47c2d4316ea77e1a84fa7527a507aa
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/e97da565e573ce259f67ffba96180b65