西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ロンドン日記摘要(1982.10.30.)5週末の生活例

2005-10-30 | ロンドンの思い出(LSE時代など)
今日で日本を出てから2週間、週休2日制(土曜日)で9時前に起床。9時からLTV(ロンドンテレビ、民放)で娘は「セサミストリート」見ている。10時からBBC-2で「OPEN UNIVERSITY」(注:日本の「放送大学」のモデル、ニュータウンのミルトンキーンズにある)でConsumer's decisionで住宅の探し方やっている。午後は14時過ぎスーパーの「TESCO」に家族で買い物に、私はリュックで米その他5kgほどかつぐ。夕食は、焼肉、サラダ菜、トマト、ポテト、味噌汁、胡瓜の漬物、ご飯といったところ。週末のテレビはスポーツと映画が多い。BBCの天気予報のマークは日本のと異なっている。マークの基本は雲の形、これが黒いと天気は悪く、雨だと二三の水滴が垂れている。晴でも雲から太陽光線が漏れているマークだ。
明日の予定・・家の測定と写真。


私の好きな言葉(8)・・生活は一つの計画ある営みである。

2005-10-30 | 言語・字・言語遊戯
私の、かって時々新入生に言ってきた言葉に、哲学者・戸坂 潤の次の言葉がある。「空疎な興奮でもなく、平板な執務でもなくして、生活は一つの計画ある営みである。」(戸坂 潤全集第一巻より「方法概念の分析(その一)」)
計画には、時間的計画、資源配分計画、成果形成計画等がある。4年間をどう使うか、小遣い(バイト料等)をどう積み立て使うか、学習の蓄積をどうはかり最終的に卒業研究をどうまとめていくか。次の就職、進学をどう追及するか、等々である。これは、かなり「頭」を使う作業なのだ。今でも学生に言いたい。自分自身についても、60歳台をどう上手く計画的に使うか、大切な課題と思っている。

前川國男と京都会館

2005-10-30 | 京都の思い出(学生時代)
『毎日』読書欄で、宮内嘉久著『前川國男ー賊軍の将』が御厨 貴さんによって取り上げられている。読んでみようかと思った。私が、前川國男さんの建築作品に出会ったのは2回生(1961年)頃だった。京都の岡崎公園に出来た「京都会館」を見に行ったのだ。これは、同時にル・コルビュジェを初めて意識した時だった。京都会館は、会議場や演奏・演劇会場を含む文化的公共建築(京都市)だ。演奏会場の音響効果が悪いと散々言われ、有名オケは、その後、大阪フェスティバルホールには来るが京都会館は素通り、仕方なく後に別に京都府立大学の北に演奏会場が出来た。
それでも、この建物は、私の中の近代建築の具体的原点である。後の同じ前川さん設計で良く似ているとも言われる上野の東京文化会館より好きだ。ル・コルビュジェの「近代建築五原則」の第一原則ともいうべき「ピロティ」をコルビュジェに師事した前川さんも造っていて、「ピロティ」というと、これを思い出す。打ちっぱなしコンクリートも、京都会館で初めて接したのではないか。回廊の手すりが重々しいので、構造の横尾義貫先生が先生独自の「力感論」から批評されていたことも思い出す。

四連勝のホワイト・ソックス、四連敗の阪神タイガース

2005-10-30 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今年のプロ野球シーズンは、ワールドシリーズでホワイト・ソックスが四連勝し日本シリーズでは阪神タイガースが四連敗して終った。80数年ぶりの優勝を、ホワイト・ソックスに行って1年目に味わった井口選手は運が強い。シカゴをパレードする井口選手をテレビで見た。そこで思い出したが、昔、井口選手が「ダイエイ」にいた時、奈良女子大学の副学長をしておられた井口先生が、何かの時に井口選手の背番号のついた「ダイエイ」のユニフォームを着ておられたことがある。お聞きすると、息子さんが「ダイエイ」に勤めておられて、同じ井口なので力を入れて応援している、とのことだった。井口選手は大リーグに行ったが、井口先生も息子さんも今頃大喜びであろう。さて、阪神、余り語りたくない。リーグ優勝から、千葉ロッテと違い大分「間」があいたので・・と言い訳はしたくない。来年は堂々と日本一を期待する。昔は「あーあー後20年後か、それまで生きておれるかな」などと言っていたが、リーグ連勝を夢見、語れるのは、幸せというものだろう。

脳のMRI(磁気共鳴映像法)検査

2005-10-30 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日、土砂降りの中、近鉄「新田辺」駅前の田辺中央病院(民間)に脳のMRI検査(脳ドック)に家内と行った。今回は精華町へ申し込んで行った。昨年は、いわば公務員共済最後の検査で、大阪に行った。MRIとは、辞書によると「《magnetic resonance imaging》核磁気共鳴の物理現象を応用して、人体の断層撮影や含有物質の同定を行う方法。また、その装置。磁気共鳴映像法。」とある。この日は、最後にMRI検査があったが、その前に身長、体重、血液検査、血圧検査、視力・聴力検査、眼底写真検査等があり、いわゆる「人間ドック(半日コース)」のうち、Ⅹ線撮影(胸)、胃カメラ検査、超音波検査、心電図検査がないということになる。今度、「人間ドック」を受けるとなると、この日の検査項目は除いてくれるのかな、と思った。尤も、その期間の開き具合によるであろう。この日は、最後に、脳のMRI検査をした。機械はドイツのシーメンス社製と書いてある。昨年の経験で大体のやりかたは分っている。多分、閉所恐怖症の人は、難しいかな、と思う。15分ほど狭い穴に頭を突っ込んでじっとしていないといけないからだ。写真を撮るための音が「がんがん、じー」と鳴っていた。終って、脳神経外科の金子医師が、写真を見て解説してくれた。二人とも、加齢による必然的な状況変化のほか特に問題はなくて良かった。安心のため、15分位の我慢だから毎年受けようかな、と思った。