西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

夏時間から冬時間へ

2005-10-24 | ロンドンの思い出(LSE時代など)
1982年の『ロンドン滞在日記』によると、10月24日(10月の最終日曜日)午前1時を期してに夏時間から冬時間に移行したようだ。つまり、時間を1時間遅らせるのだ。これで日本の普通の時間運行と同じになる。日本は、「時間的に」標準時(GMT)を管理しているグリニッジ天文台から東経135度にあることになっている。地球一周360度で24時間なので、15度で1時間となる。そこで135を15で割ると「9」となり、ロンドン、イギリスは日本より9時間遅れの時間なのである。これを夏時間では1時間早めて、日本より8時間遅れとしているのだ。日本でも確か私の子供の頃、一度、「夏時間、サマータイム」を取り入れたことがある。子供心に面白いと感じた記憶がある。(ある事典の解説:日本でも、1948年4月28日に公布された「夏時刻法」に基づいて、5月(1949年のみ4月)第1土曜日24時(=日曜日1時)から9月第2土曜日25時(=日曜日0時)までの「サンマータイム」(当時の発音のまま 英語をそのままローマ字読みにした事による表記と思われる)を実施していた。しかし、1952年4月11日に廃止され、以後、日本でサマータイムは実施されていない。)今でも北海道で一部自主的に「夏時間」を取り入れているようだ。省エネ等で今後再度考えても良いかもしれない。

西山卯三先生の思い出(20)村夫子(そんぷうし)になるな!

2005-10-24 | 名古屋・豊田の思い出
西山卯三教授室で、豊田高専の橋本敬治郎先生に引き合わされ、結局、博士課程進学は止めて豊田高専に助手で就職した。当時も、博士課程を出て学位論文を書いて学位を得ていても中々就職がなく30歳過ぎてようやくという例も多かった。特に理学部で「オーバー・ドクター」問題は厳しかったようだ。私は、当時としては「若く」24歳で高等教育機関、それも「国立」に就職できたので、後々、年金の計算の時に定年の63歳まで39年間も勤めたことになり、少しは有利のようだった。当時は、そこまで頭が回らなかった。
私が豊田高専に就職するに当たり、西山先生は、研究計画をきちんと立てて遂行すること、決して村夫子(そんぷうし)になるなよ!という趣旨を言われた。当時は、(今も、か?)教養が浅く、辞書を見て、意味が分った。「村の物知り。田舎の学者。」である。西山先生は「田舎?に行くと、専門家が少ないから、すぐ審議会の委員等に推され、先生、先生と言われる。それに慣れると良くない、振り回されるのも時間ももったいない」とも言われた。肝に銘じて4年間を過ごした積りだが・・。(1966年4月~1970年3月)

木津(きづ)

2005-10-24 | 訪問場所・調査地
昨日は、木津・鹿背山(かせやま)に行ったと報告した。ところで木津という名前を初めてはっきり認識したのは、大学に入った時で、同級生となったTa.君が京都府立木津高校出身だったので、木津とはどの辺か、と思ったのである。
木津とは、意味としては、「木の津(港)」ということである。平城京が建設された折にも、大阪湾から淀川を遡り、淀の辺りから木津川をさらに遡って木津まで材木を運び、そこで陸揚げして山越えして平城京に運んだのだ。北陸方面からは、あるいは琵琶湖、宇治川、木津川経由で木津に到達していたかもしれない。今はそういうことはない。私の住んでいる所から一番近い大きな川は木津川である。金沢の犀川や浅野川より遥かに大きい。幅は手取川に近いかな。木津町は私の住む精華町の隣町である。精華町は「赤字」だが、木津町は「黒字」らしい。町長は女性である。

住居学、儒教学ウン?

2005-10-24 | 言語・字・言語遊戯
昨日初めて会った女性二人から「ご専門は?」と聞かれたので「住居学です」と答えたが、二人は「へーそういう学問があるんだ」という怪訝な顔をしておられる。その前にインテリアの話をしていて「インテリア計画の出来る人は、インテリや」と例の洒落も言っていたので、どうも本当に「冗談」と思ったのかな、と思った。しかし「儒教学って・・、タゴールとどうつながるのですか・・」みたいにつぶやかれた。
そこで、私の言った住居学が儒教学という風に聞き間違えられたと分かった。どうも言葉が明晰でなくなってきたのか、と愕然とした。その違いを言って皆大笑いとなった。それにしても儒教学ってあるのかな、と思った。孔子、孟子である。『論語』などの研究や講義をするのかな、西洋では神学というのがあるし・・、と思いをめぐらせた。『論語』のなかにも確かに住まいに関する言い方もあるに違いない。『徒然草』『方丈記』にもあるし・・とあらぬ方向に頭が行った。
でも住居学を「子曰く・・」とやってみるのも面白いかもしれない。