埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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日本の医の技術世界へ

2014-08-18 09:12:01 | Weblog

去る7/30の朝日によれば、日本の井の技術世界へというタイトルで、ポーランドに招かれた東邦医大医療センター大橋病院の尾崎重之教授がポーランド南部サブジェ市の心臓専門病院で6/23.24の二日間で3人の患者の心臓手術を執刀し、手術は全て成功に終わり「素晴らしい」とポーランドの医師から称賛された。記事が報道されました。

尾崎教授の手法は、患者本人の心臓の表面を覆う「心膜」の一部を生かし、新たな弁を作り、同じ大きさの三つの弁を丁寧に再現して、きっちっと縫いつける手法を編み出し、患者の身体の一部を弁として使うので拒絶反応の心配がない。とのことです。

 異なる大きさの弁を、それぞれ的確に再現する尾崎の神の手を支えるのは、ある医療機器の存在が有る。元の弁の大きさを測る特殊な器具と、その大きさを再現し、心膜をくり抜く際に使う型枠からなる。

 これは、東京のベンチャー企業、日本医療機器開発機構(JOMDD)が尾崎と連携し、特許申請などの知的財産戦略をにない、福島県内の協力工場を探し当てて量産化したもので、今年5月日米で販売された。

 もの作り大国と言われる日本だが、手術用機器具の8、9割は欧米から輸入している。医療器具と手術法とを組み合わせてシステムとして輸出する試みは、輸入が多く貿易赤字を抱えている日本の医療機器産業の将来を大きく左右する。

 尾崎教授は「日本の医療技術やもの作り技術は高いのに、医療機器は殆どが輸入品だ。トヨタのハイブリットカーのように、日本発の手術法や器具を世界に発信したい」と語った。

 この記事を見て、ここのところ暗いニュースの毎日でしたが、久し振りに霧が晴れたような、明るい気持ちにさせてもらい、嬉しくなりました。

 (株)市川不動産