埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

賃貸、売買、格安、不動産に関する最近物件情報や川口、蕨、戸田市を中心に物件情報の提供

平成23年「定期借地権の日」記念大会

2011-11-01 10:32:57 | Weblog

 

去る10/25定期借地権制定後20年目に当たり、NOP法人首都圏定期借地借家権推進機構主催で、記念大会が午後2時半より工学院大学アーバンテックホールで約160名参加の下に開催されました。

最初は当機構の会長でもある元不動産学会の会長も務められた、稲本洋之助先生のご挨拶があり、国土省建設産業局の塚本次長様が来賓挨拶をされ、続いて「最近の定期借地権活用動向」と題して勝木理事長による報告が行われました、定借誕生からの20年は地価下落とピッタリ重なり、更地至上主義が崩壊し利用収益重視の市場となり、法22条の一般定借の実質地代利回りと比較して、法23条の事業用定借の実質地代はばらつきが大きいが、右肩上がりの傾向がみとめられる。つまり事業用定借の地代は収益力のある地域では地代利回りが高くなると言うリカードの差額地代説通りになっていたという説明がなされ、定借の特徴としてコミュニティーが作りやすいのでこれからの住宅地形成の一助に成りやすいとのことでした。休憩をはさんで第二部では、「東日本大震災の防災都市のあり方」と題して東京大学大学院教授の大西隆先生の講演があり、続いて緑・農・住を兼ね備えた「つくば定借中根金田台」の会長で福井大学教授の酒井泉先生より報告があり、その後隣室で懇親会となりました。定期借地権制定後20年も経ったのかと感無量の思いがしました。

 

(株)市川不動産