島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

普賢岳新登山道安全確認(後編)

2015-12-27 14:24:17 | 雲仙
画像枚数が多いので、前後編に分けています。
鳩穴分かれから急坂を登って立岩の峰に出ました。(表紙写真)
途中、地面から湯気が上っている場所もあり、平成新山の地熱を感じることが出来ます。
立岩の峰は平成新山に最も近づける場所です。
間近に平成新山を見ながら、昼食休憩を摂りました。
出発からここまでの間、人の痕跡はいくつかありましたが人に会っていません。
誰にも追いつきませんし、誰も追いついてきません。w
腹ごしらえも済んだので、普賢岳山頂へ向けて出発します。

ちょっと奇妙に感じるものを見つけました。
何故かこの岩に生えている植物だけ葉っぱが落ちずに残っています。
常緑植物なのか?・・・いや一部の葉っぱは変色している。色が変わるのは落葉樹の筈だ。
ここだけ樹種が違うってのも変だし。
納得のできる答えを見つけられませんでしたが、記録しておけば何かの拍子に謎が解けることもある筈。
先に進みましょう。

霧氷沢に着きました。
ヒカゲツツジが来年の開花にむけて準備しています。

ようやく普賢岳山頂に着きました。
私が山頂に着くのと同時に山頂から人が下りてきました。
この日初めて人と会いました。w

山頂に着いたご褒美に霧氷が少しだけついているのを見られました。
妙見岳にもついてなかったので、山頂まで登った人しか見られない貴重なものでした。

普賢岳山頂からの景色です。
冷気のせいか、遠方まで見通せません。
せいぜい島原半島が限界です。
風が強く吹いて体が冷えてきました。
下山しましょう。
普賢岳から紅葉茶屋へ下り、紅葉茶屋からあざみ谷へ下って行きます。

あ、猫だ。
妙見岳登っている時に遭遇したあの猫じゃないか?
登山道を外れて、ここまで移動してきたのかな?
暫く私の前をハンミョウよろしく道案内のように逃げていましたが、途中で林の中に隠れてしまいました。
標高の高い山の中で冬を越せるのか心配ではありましたが、野生のものに人間が下手に保護すべきではないと判断しました。(餌が無くなれば下山するでしょ)

そんなこんなで仁田峠まで帰ってきました。
出発した朝のどんよりした天気が嘘のように晴れました。
朝よりは観光のお客さんの姿も見えますが、紅葉シーズンに比べれば全然お客さんの数も減ってしまっています。
ここからさらに池の原まで下ります。

車を置いた駐車場まで着きました。
案の定、私以外の車はありません。
仁田峠の観光客以外で出会えたのは山頂でお一人だけでした。
コメント
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