島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

国立公園雲仙紅葉情報2015-3

2015-10-20 15:50:30 | 雲仙
金曜日に見に行ったばかりですが、各方面より紅葉情報の催促があり、急遽本日第3号を発信しました。
普賢岳・鬼人谷・・・見頃
妙見岳・仁田峠・・・見頃
雲仙温泉街周辺・・・一部見頃
発信したら発信したで、各方面から問い合わせが殺到しています。w
金曜日には「まだちょっと早いかな」と思っていましたが、この土日で色づきがかなり進行していました。

例年よりも1週間程早く見頃を迎えています。
9月に残暑もほとんどなく涼しくなったことや、ここ一週間の晴天に早まった原因があるのかな?と考えていますが、自然の事はよく分かりません。

いつものアングルで鬼人谷を撮影したのですが、光が強くて色飛びしてしまいました。

違った角度からの撮影です。
撮影場所は鬼人谷口です。
休憩用のベンチもあります。

紅葉茶屋から妙見岳方向です。
お昼を過ぎると、妙見岳が影になっちゃいます。
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ビジターセンター利用者アンケート

2015-10-20 09:29:27 | イベント
「イベント」って言ちゃえば「イベント」か。
只今、当館内では「ビジターセンター利用者アンケート」を実施しています。
館の監督官庁である環境省の調査で、より良いビジターセンターをつくるためのアンケートです。
10月10日の土曜日に館内に設置してから早10日。
なかなかアンケートに協力していただける方がいらっしゃいません。(はっきり言って苦戦しています。)
まあ、それもそのハズ。
設問数が多い!
A3用紙一枚裏表、全34問。
真面目に答えると10分、15分はかかります。
でも、そこを頑張って答えて欲しいのです!w

なぜなら、上の写真のクリアファイルをどれか1枚お好きな物をプレゼントしています!
どれも良い!
1枚と言わず、3枚とも欲しい!!
左から昆虫、葉っぱ、野鳥のデザインです。
当館までお越しの際は、是非アンケートに答えてクリアファイルをGETして下さい。
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飯盛散策-飯盛鬼塚古墳

2015-10-19 13:00:49 | 歴史・史跡
矢岳散策の翌日、諫早市飯盛(いいもり)町に出掛けました。
昨年の秋は諫早市森山町を散策しましたが、今回は島原半島から長崎市へ向う国道251号線の長崎市側により近い町です。
表紙の看板は、251号線沿いにある地元野菜などが買える直売所の駐車場にあったものです。
ウォーキングルートが設定されているようですが、事前の調べでは結構な距離がありそうなので、観察ポイント間は車で移動します。

国道から1本入った、南部農免農道を走っていると標識が見えます。
ありがたいことに駐車スペースがありました。

諫早市指定史跡「飯盛鬼塚古墳」です。
「平成11年度に行われた県営畑地帯南部総合整備事業に伴う発掘調査によって発見されました。
六世紀後半に築造されたと思われる古墳です。
埋葬施設は縦2.1m、横1.4mほどの広さの横穴式石室です。
発見された時にはすでに墳丘は失われていましたが、盛土によっておおわれていたものと思われます。
石室上部の石材も、戦前に特別攻撃艇格納庫の石材として使用されていたために消失し、石室の下部構造のみが残っています。

本来の高さは2.5mほどあったと考えられています。
床面には石が敷き詰められ、副葬品として金環(直径3cmほどの耳飾り)や須恵器・鉄製農具が出土しています。(しまった、それらの出土品がどこかに展示されていないか、聞いてくるのを忘れた!)

古墳のある場所は南に広がる橘湾と天草灘を一望できる高台です。
橘湾沿岸には同時期の古墳は少なく、六世紀代の首長の墓と考えられ、貴重な史跡です。 諫早市教育委員会 平成23年2月」
古墳のある場所から島原半島をのぞむ。
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妙見岳 秋の植物

2015-10-17 13:54:17 | 植物
サワフタギ(実)
 谷沿いの林のふちなどに生えるハイノキ科の落葉低木~小高木。
よく枝分かれして、沢に蓋をするように茂ることから「沢蓋木」の名前がつきました。
5~6月、枝先に白い小さな花が多数集まって咲きますが、今年の春は撮影していませんでしたね。
普賢岳にはよく似た「タンナサワフタギ」もありますが、果実が瑠璃色に熟すのは「サワフタギ」です。(※タンナサワフタギは黒紫色に熟す。)

コマユミ(実)
 コマユミを図鑑で調べると、どうしても「ニシキギ」が出てきます。
ニシキギとは同属異種にあたる植物で、「枝にコルク質の翼が発達しない品種」としか書いてありません。
山野に普通に見られる落葉低木です。
秋の紅葉や赤い実がとても良く目立ちます。
実は昨年(2014年5月1日)の記事で、すでに花は紹介済みです。
たるき台地でも見られる植物です。

ジンジソウ(花)
 山地の渓流沿いの岩壁などに生えるユキノシタ科の多年草です。
こちらはもっと古く、2009年10月18日の記事で紹介しています。
写真は先週撮影したものですが、まだあざみ谷辺りで花が見られます。
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国立公園雲仙紅葉情報2015-2

2015-10-17 11:23:32 | 雲仙
昨日の午前中に会議があり、お昼から午後に掛けて紅葉情報の収集に行ってきました。
普賢岳・鬼人谷・・・一部見頃
妙見岳・仁田峠・・・一部見頃
雲仙温泉街周辺・・・色づき始め
「まだ時期的にちょっと早いかな。」程度ですが、仁田峠ではシロドウダンの濃い赤が色づき始めており、雲仙ロープウェイから見下ろす景色に乗り合わせたお客様の歓声が上がっていました。
妙見岳から国見岳に向っている途中、国道389号線の吹越トンネル出口あたりに人影が見えました。

こうして写真で見ると分かるのですが、道路の路面工事を行っているようです。
帰りに確認しましたが、片側交互通行になっていますので、国見町から389号線で雲仙に登って来られる方はご注意下さい。

山頂部は雲がかかったり、日差しの関係で上手く撮影できませんでした。
ここ数日気温が低い日が続いたので、先週よりは色づきが進行しています。

鬼人谷は一部見頃と言って良いと思います。
今年は寒くなり始めるのが早かったので、紅葉も少し早まっているようです。
今後の気象条件などにもよると思いますが、来週末あたりは普賢岳・鬼人谷で見頃になるのではないでしょうか。
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アキノキリンソウ

2015-10-16 16:04:37 | 植物
秋らしい植物です。
山地や丘陵の日当りの良いところに生えるキク科の多年草「アキノキリンソウ」です。
黄色の花をベンケイソウ科のキリンソウに例えて、この名前がつきました。
今、仁田峠などで見ることが出来ます。
花期は8~11月、黄色の頭花が密集して多数つくので、泡立ち草の名前もありますが、「セイタカアワダチソウ」とはまったくの別種です。
本日、国立公園雲仙の紅葉情報第2号を発信するべく、妙見・鬼人谷あたりを見て回りました。
情報は、また後程更新致します。
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矢岳 下山

2015-10-12 13:31:51 | 雲仙
山に登ったからには下りましょう。w
今回の矢岳登山の本来の目的は、ここからです。
登ってきた登山道とは違う、宝原園地(ほうばるえんち)へ下る道を初めて通ります。
登山道としては、こちらの道が距離が長いのでゆったりと下れる筈です。
下り始めるとすぐに石柱を見つけました。(表紙写真)
これが三角点かな?と写真撮影してきましたが、この後いくつも同じ物があり、どれが三角点だったのかよく分かりません。w
幾分も進まないうちに開けた休憩所に出てしまいました。

「おや?山頂からそれほど離れていない場所に何故休憩スペースが?」
その疑問はすぐに解消されることになります。

えー足元、というか真下を撮影しています。
半端ない段差です、というか崖下りです。
そりゃあ~この段差を登ってくるとなれば、山頂までもう少しでも休憩所は必要だな。
距離が長いので、こちらの道がゆったりとしていると思ったのは、大きな間違いでした。
ロープを使いながら長い道のりを歩いていると、ようやく舗装された道路が見えてきました。

ああ~やっと到着か~と思ったのもつかの間、

おお、舗装された道路が目の間に見えているのに、まだ230mも歩けってかよ。
林を突っ切って怪我してもつまらないので、おとなしく230m歩きました。w

池の原・宝原・小地獄、三方向の分岐点に着きました。
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矢岳 全貌

2015-10-12 09:47:32 | 雲仙
さて、今回登山した「矢岳」ですが、山そのものについて解説しておきましょう。
島原半島の中央に位置する雲仙岳を形成する「三岳五峰」のひとつです。
主峰・普賢岳よりも西、雲仙地獄地帯の東側に位置する溶岩円頂丘(溶岩ドーム)です。
温泉街からは絹笠山と同じくらい近い位置にあります。
山の形が三角錐になっている(先が尖っている)ことから「矢岳」の名前がついたようです。
表紙の写真からも山頂部分が尖っているように見えると思います。(ちなみに仁田峠に登る仁田峠循環道路からの撮影です。)
標高は山頂の標柱によると971m、色々な資料によると940mとなっています。
調べてみましたが940mは、山頂から下った所にある三角点の高さのようです。
山頂の解説板には「およそ50万年前に形成された古期雲仙火山時代の溶岩ドーム」と書かれていましたが、私の記憶が確かならば約30万~15万年前の中期雲仙火山時代に出来た筈です。
と思って、災害記念館の火山博士に問い合わせたところ、“中期で間違いない”との返答を頂きました。
西側の斜面は「崩壊壁」と言われる岩屑雪崩(がんせつなだれ;斜面の岩石や土砂が多量に崩れ落ちる地滑りのような現象)が堆積した所です。
地形図を見ても矢岳の西側、温泉街方面には崩壊壁を表すマークがついています。
これは・・・もし矢岳が崩壊ということにでもなれば、地獄や温泉街は壊滅的ダメージを被るのでは?
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矢岳 登山

2015-10-11 14:33:57 | 雲仙
昨日は矢岳園地に到着した時点で終了しましたが、今日はその続きです。
園地を過ぎて少し進むと、矢岳登山口に着きます。

私は知っている、ここから先の道が面白くないことを。
9年前に登ったから。
自然歩道ではあるのですが、珍しい植物や特徴のある自然が全くありません。

砂利のダラダラっとした上り坂が延々続くだけです。
林に囲まれて、景色も一切見えません。

唯一変化があるとしたら、この展望デッキだけです。
ここからの眺めは良いので、小休止が取れます。

目の前に妙見岳、眼下には雲仙ゴルフ場が広がります。
登山道を歩いているとたまにゴルフボールが落ちています。
まさかゴルフ場からここまで飛んできたとは考え難いので、いたずら好きのカラスが運んだのかな、と考えます。
展望デッキを過ぎると矢岳の東側斜面に出ます。
顔を出したばかりの朝日がジリジリと照りつけます。
山頂への道を急ぎます。

矢岳山頂に到着です。
おや、標柱には971mとなっていますが、手元の資料では940mになっているな。
940mは三角点の高さかな?
それでは山頂からの景色を掲載します。

まずは北西方向、諌早の干拓地が見えます。
諌早の奥には大村湾も見えています。
白い雲から突き出して見えるのは諌早の多良岳です。

北東方向に転じると、妙見岳とゴルフ場が見えます。
先程の展望デッキとほぼ変わりません。

東は野岳があって、少し南下すると有明海と対岸の三角半島が見えます。
朝日で眩しいです。w

南東方向は、有明海の真ん中に湯島と天草の島々が見えます。
南から西にかけては、残念ながら樹木で見晴らしが利きません。
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三日間の動向

2015-10-10 13:11:54 | 雲仙
先日、「ネタが尽きた~!」で予定を書いていましたので、昨日までの三日間の動向をご報告します。
まず7日(水)は、雲仙地内のまだ歩いた事の無い場所を歩いてみることにしました。
そのために朝から矢岳に登る事にしました。
雲仙地獄から矢岳へ登るルートは9年前に一度登ったことがあるのですが、矢岳から宝原(ほうばる)へ下る道を歩いたことがありません。
表紙の写真は大叫喚地獄から矢岳へ登る道で撮影した雲仙温泉街です。
その道中が崩れていました。

確か、8月末の台風接近の時に崩れたと記憶しています。
遠目から眺めていましたが、ここまで崩れているとは思っていませんでした。
多分、もう一度大雨が降れば、崩れて(登山道自体が)無くなるんじゃないかな。
下は大叫喚地獄まで真っ逆さまです。

そして、矢岳園地に着きました。
矢岳登山の報告は明日へと続きますが、手短に三日間の動向だけ続けます。
8日(木)は諫早市の飯盛町へ出掛けました。
丸一日飯盛町内を散策してまわりました。
昨日はブログにも書きましたが、雲仙岳の紅葉情報の収集に行ってきました。
この三日間あちこち歩き回ってきましたので、ネタは十分に補充出来ました。w
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