島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

ごめんなさい。

2015-07-19 08:49:31 | Weblog
先週月曜日の13日以来の更新になります。
ごめんなさい。
夏休み前で忙しかったこともありますが、暫く頭の中からブログのことが完全に消えていました。
今日も、このあと夏休みジオツアーの開催予定で、情報館から出なくてはいけません。
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オオシオカラトンボ

2015-07-13 15:04:20 | 昆虫
登ってきた登山道とは違う、高岩山から塔ノ坂方面へ下る道を下山してきた。
以前電話にて、「塔ノ坂方面から林道を通って宝原園地まで周回できますか?」との問い合わせがあったからだ。
その道は通ったことがなかったので、多分・おそらくとしか返事が出来なかった。
よい機会だったので、実際に歩いてみた。
遠回りにはなるが周回できるルートだった。
そして、どちらかと言えば私好みのコンクリート舗装だった。w
先日からの大雨で、水たまりができていたり、土砂崩れの現場もあったが、歩きやすく自然に溢れている。
水たまりにはトンボがきていた。
池や沼、湿地、浅い水たまりなどの広範な止水域に現れる「オオシオカラトンボ」だ。(表紙写真)
シオカラトンボよりもひとまわり大きく、太めな感じがします。
翅の付け根に黒い斑紋があるので区別できます。
黄色にはっきりした黒いすじがあり、オスは成熟すると全体が黒く、白い粉でおおわれ、青白くなります。
地域の変異が顕著に現れます。
また、オスは占有性が非常に強く、オス同士追いかけ合ったり、他のトンボを追い払ったりします。
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ウンゼンマンネングサ

2015-07-12 16:09:54 | 植物
高岩山の下見で、山頂近くにあるのを見つけました。
マンネングサの仲間であることは分かりますが、種名までははっきりしません。
写真を撮ってきて、スタッフに確認して頂きました。
「ウンゼンマンネングサ」で間違いないとのことでした。
山地の岩上に生育するベンケイソウ科の多年草です。
葉の先端などが尖っているのが特徴だそうです。
6~7月に明るい黄色の花を集散状に咲かせます。
“ウンゼン”の名前のつく植物を雲仙で見つけました。w
私が実際に見たかった植物の一つです。
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今日のお仕事

2015-07-11 17:30:26 | Weblog
雨が降ったおかげで、湿度は高いものの気温は少し下がりました。
雨が降り、強風が吹くと窓を開けられないので困ってしまいます。
さて、今日の更新が遅くなってしまいました。
その理由が表紙の写真です。
雲仙お山の情報館と平成新山ネイチャーセンターの2館で実施している「雲仙岳スタンプラリー」の紹介パネルを熱中して作っていました。
2館では半島内の十個の山に登る企画を開催していますが、その企画に参加して登山してくれる方にはスタンプラリーの台紙をお渡ししています。
十個の山すべてのスタンプを集めますと、素敵な(自称)プレゼントを差し上げています。
今まで何人もの人が十山達成しています。
今日もネイチャーセンターで開催された眉山登山会で、十山達成者が出ました。
なかには二巡目、三巡目に突入している方もいらっしゃいます。
そんな「雲仙岳スタンプラリー」を知ってもらおうと、急遽パネルを作りました。
もう少し情報を付け加えて、情報館のエントランスに置きたいと思います。
ご来館の際は、是非ご覧下さい。
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ヤブカンゾウ

2015-07-10 16:28:43 | 植物
台風の影響で梅雨前線が押し上げられ、この数日真夏のような暑さが続いている雲仙です。
今朝の9時の気温が26℃、信じられません。
昨日、休みを利用して高岩山の下見に登ってきましたが、山頂からの眺めは絶景でした。
下見の様子は後日掲載するとして、最近情報館の近くで見つけた植物を紹介します。
道端や土手、林のふちなどに普通に生えるユリ科の多年草「ヤブカンゾウ」です。
有史以前、中国から渡来したものと言われています。
ノカンゾウよりも全体的に大きく、花が八重咲きになります。
オニカンゾウの別名があるそうです。
7~8月に橙赤色の花を咲かせます。
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ウリノキ(花)

2015-07-07 11:58:52 | 植物
「ヤマボウシ登山会~九千部岳編」の時に変な形の花を見つけました。
こういう特徴のある形の花だと調べやすくて助かります。
たるき台地になかった植物は、逐一調べないと分かりません。
山地に生えるウリノキ科の落葉低木「ウリノキ」です。
葉の形がウリの葉に似ていることから、この名前がつきました。
花期は5~6月、葉のつけ根に白い花が数個づつ垂れ下がって咲きます。
花弁は6個あり、外側にくるりと巻き込み、雄しべの黄色葯が目立ちます。
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季節のさきどり

2015-07-05 09:12:53 | 昆虫
今週頭、更新を3日間していなかったせいで、今週のアクセス数が減った。orz
毎週日曜日の朝に一週間のアクセス数を確認しています。
本日は午前中から雲仙地内の案内依頼が来ています。
お昼から天気が崩れそうなので、少し心配です。

さて話は変わりまして、7月3日の夕方に情報館の壁面にセミがとまっているのを見つけました。
(表紙写真)一見すると翅が不透明なので、アブラゼミかとも思ったのですが、雲仙という土地柄からアブラゼミが出現するには早すぎます。
その日の日中にニイニイゼミの鳴き声を聞いていたので、図鑑でニイニイゼミを調べたのですが、なんだか違う。
悩んでいると、昆虫に詳しいスタッフが通りかかりました。
一目見て「アブラゼミですね。」と即答。
マジで!?
平地でもアブラゼミは7月中旬ごろだと思っていたのに、雲仙でこんな7月の頭に見られるなんて思ってもいませんでした。
ん~逆にニイニイゼミを見たくなった。w
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ムラサキシキブ(花)

2015-07-04 11:13:32 | 植物
それでは登山会中に見つけた植物を紹介しましょう。
こちらは「ムラサキシキブ」の花です。
参加者に教えていただきました。
たるき台地に「コムラサキ」はあったのですが、「ムラサキシキブ」は見つけることができませんでした。
それでも秋の実は目立つので、雲仙周辺で見てはいたのですが、花はおそらく初めて目にします。
丘陵や低い山地に普通に見られるクマツヅラ科の落葉低木です。
高さは大体2~3m、花は私達の丁度目の前くらいに咲いていました。
実の美しさを紫式部に例えた名前と言われています。
6~7月、葉のつけ根から柄をだし、淡紅紫色の小さな花が多数むらがって咲きます。
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ヤマボウシ登山会~九千部岳編

2015-07-03 14:26:33 | イベント
6月28日に開催した「ヤマボウシ登山会」のイベント報告です。
前日まで雨が降っていましたが、この日は梅雨の中休みでした。
朝から情報館に集合し、開始挨拶と準備体操を行ってバスに乗り込みました。
吹越側の登山口に向う途中に橋の手前で一度下車し、橋の中程まで歩きました。
そして、橋の上から吹越のヤマボウシを観察しました。

観察後、もう一度バスに乗り込み、登山口まで移動しました。

登山口にてコースの確認です。
ここから登山開始です。
アップダウンはありますが、途中まではなだらかなコースです。

麓の分岐点Bに到着しました。
少し休憩を取った後、山頂までの急坂を登ります。

道幅が狭くなり、他の登山者とすれ違うのも一苦労です。
しかし、前回の下見の時みたいに濡れません。
天気は回復傾向ですし、私達よりも先に登っている人たちが雨露を落としてくれています。
足元はドロドロですが。

山頂にて記念撮影。
昨年より開催時期が1週間遅かったのが幸いして、それほどの混雑はありませんでした。
少し余裕をもって山頂で昼食を摂ることができました。

山頂から千々石・小浜方面の眺めです。

昼食後、下山を開始します。
とりあえず、来た道を戻ります。

分岐点Bからは別の道を下ります。
途中、ヤマアジサイの群落を楽しみつつ、人工林の中に入ってきました。
ここから暫くは面白いものがありません。

田代原に到着です。
トレイルセンターでトイレをお借りし、バスが来るまでの間、キャンプ場のヤマボウシを観察しました。
観察会終了後、情報館前にて十山登山達成者の表彰式を行いました。
今回はお二方いて、お一人は三十山達成でした。
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今年のヤマボウシ

2015-07-02 14:59:13 | Weblog
観察会も終り、シーズンもそろそろ終わりかけているので、もう言っても良いでしょう。
今年の雲仙のヤマボウシは裏年でした!
1本1本のヤマボウシの木につく花が大変少なく、昨年や一昨年に比べると全然花の数が少なかったです。
これを言っちゃうと観光のお客さんが減っちゃうので、今まで絶対に言えませんでした。
問い合わせがあっても何とか言葉を濁し、来仙された方だけが真実を知ることが出来ました。
まあ、でも情報はどこからか流れるものであって、知っていた方も多かったと思います。
それに初めて雲仙のヤマボウシを観察する人にとっては、これでも全然感動できるレベルでした。
私自身も、こうがっちりヤマボウシの観察するのはほとんど初めてで、『皆さんが「少ない少ない」と言っている割りには綺麗だよな~』なんて思っていました。
表紙の写真は、吹越のトンネル前に架かった橋から撮影したものです。

お次ぎは九千部岳山頂から南側斜面を見下ろした景色です。
昨年や一昨年は、山肌が全面真っ白に染まるくらいだったそうです。

九千部岳山頂より平成新山です。
こうして見ると、国見岳の山腹にも白い物が点々と見えています。
最後は、下山してたどり着いた田代原キャンプ場のヤマボウシです。
中には花つきの良い樹木もありました。
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