島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

巨樹・巨木観察会~瑞穂・国見編~

2011-10-16 13:20:37 | イベント
昨日、自然観察ジオツアー「巨樹・巨木観察会~瑞穂・国見編~」を実施しました。
午前中にセンターで事前学習を行い、日本人の信仰と森の関係について学びました。
瑞穂町にある水車の郷でお弁当を食べ、岩戸神社の巨樹・巨木(サワラなど)を観察しました。
記念写真は、岩戸神社で撮影しました。
ここまでは天気がもったのですが、この後から雨が強く降り始めました。
国見町のたぶ原は残念ながら車窓からの風景を、烏兎神社も傘を差しながらスギの大木群を観察しました。
神代(こうじろ)に着く頃には小降りになり、傘なしで散策できるようになりました。
長栄寺では県下最大、全国でも2位の大きさのヒイラギを観察しました。
今回は瑞穂町と国見町に絞って巨木を巡りましたが、島原半島にはまだまだ巨樹・巨木が存在しています。
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ツマグロヒョウモン(オス)

2011-10-14 13:42:38 | 昆虫
自分にはヒョウモンチョウの仲間であることまでしか分かりませんでした。
(「○○ヒョウモン」なんだろうけど「○○」の部分が分からない。)
草原や人家の周辺などを日中ふわーっ、ふわーっと飛翔するタテハチョウ科の「ツマグロヒョウモン(オス)」です。
オスとメスでは翅の模様が違っていて、一目では同じ種類とは思い難いです。
メスはメスで撮影できた時に紹介します。
温帯の草原にすむ種が多いヒョウモンチョウ類には珍しく南方系で、日本はその北限と言われています。
西日本を中心に分布していましたが、最近では関東地方でも見かけるようになりました。
環境省の「いきものみっけ」でも調査の対象となっているチョウです。
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ウラギンシジミ

2011-10-13 13:36:05 | 昆虫
シジミチョウ科の「ウラギンシジミ」の雄です。
中薗ARに写真を見てもらうと迷いなく答えられました。
一体どこで(何を)判断しているんだろう?
まあ「餅は餅屋」と言いますし、素人は下手に手を出さない方が無難でしょう。
カシの林のまわりや沢沿いにクズが生えている所などに多く見られます。
花を訪れることは少なく、熟したカキの実などを好んで訪れます。
樹液に来たり、吸水することも多いチョウです。
成虫のまま越冬し、単独で常緑樹の葉の裏にとまり、寒さをしのぎます。
翅を閉じると裏面の銀色が目立つので、この名前がつきました。
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エナガ

2011-10-10 13:19:37 | 野鳥
鬼石を撮影していると、小鳥の群れに囲まれました。
北海道~九州の林にすむ、エナガ科の留鳥「エナガ」です。
丘陵から高山の山麓まで様々な樹林内で生活しています。
樹上や葉の上を活発に動き回り、主にアブラムシなどの小さな昆虫やクモなどを捕食します。
全長約14cmのうち尾が長くて7~8cmもあり、柄杓(ひしゃく)の柄(え)のように見えることから名付けられました。
残念ながら正面からの撮影で、特徴的な長い尾(柄)は映っていません。
樹林を好むらしく、雲仙や眉山では割りと見られますが、開けた垂木台地ではほとんど見ることの出来ない鳥です。
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雲仙の鬼石

2011-10-09 13:26:33 | 雲仙

旧八幡地獄の脇道を少し奥に入ると「鬼石」があります。
2011年3月25日の「小浜の鬼石」記事の最後の文章に書きました「雲仙の鬼石」です。
周囲に雑木が生い茂っているので、全体像が撮影できません。
温泉山縁起(うんぜんざんえんぎ)に「此の山の難林王は四面の大鬼なり 行基菩薩に逢いに奉り種々の問答あり 又悪鬼あり 男鬼の名は空仙鬼 女鬼の名は難林王なり 此の鬼々を加持すれば即ち鬼石となる」と記されています。
石の形から、小浜山領の鬼石は男鬼の「空仙鬼」。雲仙の鬼石は女鬼の「難林王」と思われます。
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雲仙の植物(モウセンゴケ)

2011-10-08 13:17:29 | 植物
まーた三連休ですよ。
この短期間に三回目です。
いったい1年間に何回あるのでしょう。
さて、昨日撮影してきた面白いものは、雲仙の旧八幡地獄で見つけた「モウセンゴケ」です。
山地から亜高山の日当たりの良い湿地に生えるモウセンゴケ科の多年草です。
コケというから、てっきり苔の仲間かと思ったら草なんですね。
葉に赤みを帯びた腺毛が密生しているので、群生すると赤い毛氈(もうせん)を敷いたように見えることから「毛氈苔(モウセンゴケ)」の名前がつきました。
*毛氈;毛と綿を交ぜて加工し、厚い織物のようにしたもの。
モウセンゴケ属はすべて食虫植物で、葉に密生した腺毛から粘液を出して虫を捕まえます。
虫を捕まえると腺毛と葉が虫を包み込んで、腺毛から消化酵素を分泌し食べてしまいます。
写真では見たことがあったのですが、実物は思っていたよりもかなり小さかったです。
分かるように、写真は近づいてアップして撮影しています。
6~8月に白い花を咲かせるそうで、来年は花の写真が撮れるといいな~。
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雲仙にいます。

2011-10-07 16:28:56 | Weblog
文字のみで失礼します。
今日は雲仙にいます。
勤務ということでなく、休みだったのですが健康診断があり、雲仙から離れられませんでした。
人生初のバリウム体験です。
バリウムを飲んで検査した後は、排出するために下剤を飲むのですね。(知らなかった~。)
下剤を飲んだ手前、何時排出するか分からずにトイレの近くから離れられなかったというわけです。
まあ一応排出が済みましたので、雲仙地内を歩いていましたら、面白そうなものが撮影できました。
てなことで新しいネタも見つかり、明日からご紹介致します。
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スジクワガタ

2011-10-06 13:20:58 | 昆虫
今日もまた新しいネタはありません。
それだけだと申し訳ないので、過去に撮影した写真から紹介したいと思います。
過去の写真整理を行っていると、その当時は分からなかったり調べようがなかったものが、今だと分かったり調べる方法があったりします。
昨年9月、眉山の下見に登っている時でした。
目の前の葉っぱから何か黒いものがポトリと落ちました。
普段はそのまま見過ごしていくのですが、なんだか気になって落ちた所を探して見つけました。
「あれ?クワガタ? にしちゃあ小さいな。」
私の指と比べて下さい。
人さし指の幅くらいしか体長がありません。
何枚か撮影して帰って、図鑑で調べてもさっぱり分かりませんでした。
「触覚がくの字に曲がっているからクワガタに間違いないんだけどなあ~?」
と考えながらも何クワガタなのか決定打がなく、そのまま放置していました。
今年、昆虫に詳しい中薗アクティブレンジャーが配属されて来ました。
夏休みの昆虫観察会を行う時に写真を見てもらい、判定していただきました。
日本全土で見られるクワガタムシ科の「スジクワガタ」と教えてもらいました。
非常にコクワガタに似ているのですが、上翅(じょうし)に明瞭な条溝(名前の由来となったスジ)があるのが特徴です。(写真では見えませんが)
幼虫は、ブナ科植物の枯れ木の中で育ちます。
体長は雄で18~30mm、雌は14~20mmです。
なるほど小さいわけだ。
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本日の垂木台地

2011-10-05 13:50:19 | Weblog
いや~まいったなあ~。
更新するネタが何もありません。
昨日お休みだったので出掛けたのですが、カメラ持っていかなかったし、お昼過ぎには帰って寝たし・・・。
そう!寒暖の差が激しいので、体調を気づかって最近無理しないようにしています。
特に私の場合は、朝夕雲仙・昼島原とただでさえ広い差をより広げているので、他人様よりも気をつけなければすぐに体調を崩してしまいます。
皆様も今時期、くれぐれもお身体に無理をなされないよう心がけ下さいませ。
写真は今朝の垂木台地です。
今日は1日霧の中だなあ~。
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東原遺跡

2011-10-03 13:21:17 | 歴史・史跡
瑞穂町の「東原(ひがしばる)遺跡」です。
先日、車を走らせていると表紙の看板が目についた。
あれ?と思って車を引き返らせて確認してきた。
「東原遺跡?今年どっかで似たようなの見た記憶があるぞ?」
覚えておいででしょうか?
7月11日にアップした「西原(にしばる)遺跡」を。
解説板に書かれていた内容は、一言一句同じものでした。
むこうは野っ原になっていましたが、こちらは整地され、真新しい「東原コミュニティーセンター」が建っていました。

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