島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

雲仙の植物(モウセンゴケ)

2011-10-08 13:17:29 | 植物
まーた三連休ですよ。
この短期間に三回目です。
いったい1年間に何回あるのでしょう。
さて、昨日撮影してきた面白いものは、雲仙の旧八幡地獄で見つけた「モウセンゴケ」です。
山地から亜高山の日当たりの良い湿地に生えるモウセンゴケ科の多年草です。
コケというから、てっきり苔の仲間かと思ったら草なんですね。
葉に赤みを帯びた腺毛が密生しているので、群生すると赤い毛氈(もうせん)を敷いたように見えることから「毛氈苔(モウセンゴケ)」の名前がつきました。
*毛氈;毛と綿を交ぜて加工し、厚い織物のようにしたもの。
モウセンゴケ属はすべて食虫植物で、葉に密生した腺毛から粘液を出して虫を捕まえます。
虫を捕まえると腺毛と葉が虫を包み込んで、腺毛から消化酵素を分泌し食べてしまいます。
写真では見たことがあったのですが、実物は思っていたよりもかなり小さかったです。
分かるように、写真は近づいてアップして撮影しています。
6~8月に白い花を咲かせるそうで、来年は花の写真が撮れるといいな~。
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コメント
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