島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

南串山町のキリシタン墓碑(3基)

2016-03-06 14:08:53 | 歴史・史跡
雲仙市立南串第一小学校を過ぎるとすぐ目の前に見えた。
なにやら解説板があるが、あれがキリシタン墓碑か。

長崎県の指定文化財「南串山町のキリシタン墓碑(3基)」だ。
『この墓碑は、慶長の頃(1606~1612年)、あるキリシタンを祀ったものである。
 はじめ、池崎地区の畑の中にあったものを、いつの頃か定かではないが、昭和の初め竹下義巳氏家庭の池のほとりに移されたものという。
 墓碑は三基あり、それは支石形に組まれ、上の一基は平庵型で長さ130cm・高さ24cm・幅57cmあり正面軸面に「里阿(りあ)ん」、右側面に「慶長十一年」、左側面に「九月三日」と刻んである支石となっている。
 二基のひとつに「慶長十七年六月二十七日」、他のひとつの側面に「慶長十一年」と刻んであるが、これが貴重な文化財であることから昭和二年十一月八日、長崎県文化財(24)に指定された。
 以来、風化を案じて今日に至り、ここに県の協力をうけ現在地に移転安置したものである。
一九七八年九月二十日 南串山町教育委員会』
文化財に指定された年も古いですし、南串山町が雲仙市に合併する前の物だ。
古びて字は薄くなっていますが、文字ははっきりと読める解説板でした。

キリシタン墓碑から登る事少し。
T字路に突き当たりました。
案内板は右を指しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

串山地方散策-南串山展示館への道

2016-03-06 10:21:10 | 雲仙
ハマユリックスホールに車を置かせてもらって、探しに行くのは「雲仙市歴史資料館 南串山展示館」です。
雲仙市には2つの歴史資料館があります。
1つは国見町神代の鍋島邸の近くにあります。(そう言えば、鍋島邸は緋寒桜の時期だな~)
そちらはすでに数度訪問していますが、こちらは何度車で探しにきても見つけきれませんでした。
そこで今回は案内板の出ている国道から案内に従って歩いて行きたいと思います。(表紙写真)
道幅が狭いので車で入って行く勇気がない。w

国道から離れて狭い道に入ってすぐに左折する看板がありました。
おや、行く方向には「キリシタン墓碑」もあるみたいですね。

つづら折りになった坂道を登ってきました。
ここらで後ろを振り返ってみます。

良い眺めです。
町歩きはやはり晴天の日に限りますね。^^
出発したハマユリックスホールが遠くに見えます。
さらに道を先に進んで行くと、

民家の間に学校だ。
後日調べると、雲仙市立南串第一小学校だと判明しました。
用もないのに入って行くと不審者扱いされそうなので、ここはスルー。w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする