島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

シオヤアブ

2014-07-17 13:01:41 | 昆虫
日本の代表的な“ムシヒキアブ”です。
“ムシヒキアブ”ってなんだろう?と思ったら、「ムシヒキアブ科」という科名がありました。
6~9月に日本各地で普通に見られます。
いわゆる肉食昆虫ってやつで、同じ昆虫を食べます。
甲虫類を好むらしく、特にコガネムシの仲間を捕食します。
他にハチや双翅目もよく捕え、セミを捕えた例も報告されています。
『オスの腹端には白色の毛が密生し、メスではこれを欠く』そうなので、写真の「シオヤアブ」はメスなのでしょう。
2年前に当センターの夏休みイベントで「昆虫標本作り」を開催した時に、植物の山田先生が参加して「シオヤアブ」の標本を作っていたのを思い出しました。
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手作り温度計(工作後編)

2014-07-17 10:03:31 | 雑談・その他
次にフィルムケースの容器に色水を半分くらい入れます。
で、蓋をすると勝手に(圧力がかかって)色水がストローの中を上がってきます。

蓋よりも上に水位が来ない場合は、口で色水を吸い上げながら蓋をして下さい。
そして、ストローに画用紙を貼り付けて、現在の気温を記録します。
これだけでも良いのですが、お湯につけて水位が上がるか確認しましょう。

お湯につける場合は、一旦水位が下がります。(理由は後述)
その後、ぐんぐんと水位が上がりますので、お湯の温度には気をつけて下さい。
さらに実際の温度計でお湯の温度を計り、画用紙に記録します。

最後に蓋の周辺を残った接着剤でくっつけて完成です。
念のために言っておきますが、永久に使える物ではありません。
いくら接着剤で密封してもどこからか空気は抜けていきますし、ストローの中の色水が蒸発していくので水位は少しずつ下がっていきます。
子供たちの夏休みの宿題用の一時的なものだとご理解下さい。
また、この工作はあくまで参考で、ここから発展して色々なものを考えてもらえればと思います。

さて、お湯につけた場合の一旦水位が下がる理由ですが、この工作の肝になっている部分の「物質は温めると膨張する」が関係しています。
お湯で温めることによって容器となっているフィルムケースも膨張するんですね。
容器内の色水の液体や空気の気体よりも先に固体であるケースが膨張するために、一旦水位が下がります。
お湯じゃなく、太陽光とかで実験できれば良いのですが、工作を行った年が天候不順でほとんど日が射さなかったために仕方なく、お湯で代行しました。
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