島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

夏の植物観察と標本作り

2008-07-20 17:48:51 | イベント
「夏の植物観察と標本作り~火砕流跡地の植生~」を実施しました。
午前中に火砕流本体が到達した南千本木地区で植物の観察を行い、昼食を挟んで、午後より植物標本を作りました。
1枚目の写真は火砕流が流れた大地の上、道なき道を突き進む一行です。
午前中は不安定な天気で、雨が降り出すと傘を差し、日が射し始めると汗をかき、と忙しい観察になってしまいました。
ですが、アカマツの年齢の数え方や火砕流が流れた当時にできた炭化木など貴重なものを観察することができました。

午後からは植物標本の作成です。
火砕流跡地の植物を約十種類ほど標本にしました。
標本を作っていると非常に珍しい物が観察できました。
参加者がネバリタデにくっついたアリを見つけたのです。
ネバリタデはくっついた虫から養分を吸うのだそうです。(すみません、写真を撮り忘れていました。)

今日訪れた南千本木地区は、現在でも立入り禁止区域に指定されている場所です。
今回は特別に許可をいただいて入っています。
コメント
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