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島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

島原半島に残る佐賀藩・龍造寺隆信の痕跡

2023-06-05 09:40:01 | イベント
23.6.5(月) 天気;曇り 気温;23℃
 やっと繋がりました。 繋がったんですが不安定で、通信速度もあまり出ません。(この記事が無事アップできますように)

 お遅ればせながら歴史ジオツアーの報告です。
開催日時;5月20日(土)9:30〜15:50
参加人数;13名
 雲仙市国見町神代にある鍋島邸には「佐賀領」と書かれた石碑があります。 島原半島の一部はその昔、佐賀藩に治められていた歴史があります。 今回は佐賀藩統治に関わる佐賀の武将 龍造寺隆信とその痕跡を巡り、歴史的背景を学びました。
 事前にセンターで学習を行い、まずは龍造寺隆信が戦死した沖田畷(なわて)に向かいました。戦場跡地の「二本木神社」「龍造寺隆信戦死の地」を見学しました。
 昼食を挟んで「鍋島邸」「神代城跡」を散策し、最後に雲仙の極楽公園にある「龍造寺隆信の墓」と呼ばれる五輪塔を確認しました。
 当日は天気に恵まれ、じっくりと学びを深めることができました。
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23焼山登山会

2023-03-19 11:35:49 | イベント
23.3.19(土) 天気;晴れ 気温;10℃
 予告通り、昨日「焼山登山会」を開催しました。
 心配していた雨も予報通り明け方には上がってくれました。
 参加者は14名、それにスタッフとボランティアが1名づつつきました。
 アオモジやヒサカキなどの早春の植物を観察できました。
 一枚岩に登る際は、昨年の経験を踏まえロープを準備し、スタッフ総掛かりで安全に配慮しました。w
 今回はロープももちろんですが、色々と小道具も準備しました。 焼山の成り立ち、焼山の自然をより分かりやすく伝えるために工夫しました。
 表紙の写真は記念写真を撮る前の一枚ですが、皆さんの打ち解けた雰囲気を伝えてくれると思います。
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島原半島の野鳥観察会〜島原半島北部〜

2023-02-19 11:45:45 | イベント
23.2.19(日) 天気;曇り 気温;11℃
 昨日予定通り「島原半島の野鳥観察会〜島原半島北部〜」を開催しました。
 参加者は10名、ほとんど半島内からの参加で1名が諫早市からご参加いただきました。
 念は通じず、朝からあいにくの天気。でも、やると決めたからにはやります!最初に開始挨拶と講師紹介を行ったあとはすぐにバスに乗り込み、出発しました。
 時間を有効活用するため、参加者の簡単な自己紹介と双眼鏡の使い方の説明は移動時間に行いました。
 最初の観察地、吾妻町の干拓地に到着しました。
(隊列を組んで飛翔するカモを観察)
 カルガモ・マガモ・カイツブリ・オオバンなどの水鳥を観察しました。
 ここでの目標はナベヅル・マナヅルだったのですが、観察中に鳴き声は聞こえてくるものの、姿を発見するには至らず・・・。 気づけばもうお昼の時間、急いで昼食地へ移動しました。
 諫早湾の干拓堤防で昼食休憩をとりながら、
コサギ
キンクロハジロ
ホシハジロ・スズガモ・ミコアイサ・カンムリカイツブリなどを観察しました。
 続いて島原の大手浜へ移動しました。

モズ
ヒドリガモ・オナガガモ・カワウなどが観察できました。
 予定ではこの後たるき台地に戻り小鳥を観察する予定だったのですが、時間がかなり余りそうだったので、私の提案で雲仙岳災害記念館近くの河口へ移動しました。 ところがこれが大外れ! 野鳥がいない! あれ?いつもだったらたくさんいるのに!? 全くの無駄足を踏ませてしまいました。
 しかも、戻ったたるき台地では雨が本格的に降り始め、観察会は強制終了!本っ当に申し訳ない。
 前述したカモ類や水鳥・小鳥の他に、猛禽類ではチュウヒ・ミサゴ・トビなど合計で26種の野鳥が観察できました。
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九州オルレ・島原コースを歩いてみよう!(後編)

2022-12-04 16:03:42 | イベント
22.12.4(日) 天気;曇り 気温;7℃
 朝まで雨が降っていました。今は降っていませんが、天気は回復していません。

 昨日3日(土)、「九州オルレ・島原コースを歩いてみよう!(後編)」を開催しました。参加者は4名です。
 前編で区切った“ふかえ桜パーク”の火砕流最長到達点からスタートしました。
 後編はほとんど眉山の山の中や林の中を歩くコースなので、今回はガイドというよりも道案内的な役回りを担いました。
 島原に住んでいてもあまり入ることのない山の中を歩き、6月3日に祈念式典が行われる仁田団地第一公園に行きました。ここは江戸時代の島原大変の舞台である眉山の崩壊面と「流れ山」が見渡せるジオサイトです。
 第一公園ですでにお昼の時間になっていたのですが、予定よりも遅れていたので、ひょうたん池公園まで早足で向かいました。
 ひょうたん池公園で昼食休憩を取って、遅れた分の時間を巻き返すためショートカットで戻りました。
 が、想定外に時間を縮めることに成功してしまい、天神元町にある島原市指定の史跡「清水川」に寄り道しました。(「清水川」に関しては2013年2月13日「清水川」の記事をどうぞ) 結果、30分巻いてイベントを終了しました。
 気温は低かったですが、天気には恵まれ、山歩きには最適の気候でした。下見も含めて3回ほど歩きましたが、何箇所か道を間違い、改めて難解なコースだなぁと思いました。w
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九州オルレ・島原コースを歩いてみよう!(前編)

2022-11-28 13:38:43 | イベント
22.11.28(月) 天気;晴れ 気温;15℃
 ちょっと暖かくなっていますが、今晩から雨が降り寒くなるそうです。

 さて、26日(土)に開催した「九州オルレ・島原コースを歩いてみよう!(前編)」の報告です。
 今回は駐車場の問題で、ひょうたん池公園と島原港の2箇所に集合場所を設けました。私がまずひょうたん池に来る方を案内して島原港に向かい、島原港で講師と島原港集合の参加者と合流しました。
 開始挨拶と講師紹介、自己紹介をして始めました。
 早速ですが、島原港で簡単なゲームを通して参加者の親睦を深めました。その後、少し寄り道をして秩父が浦へ向かいました。
 道中と秩父が浦では九十九島を通して、島原大変時の災害を想像しました。
 本来の予定ではふかえ桜パークにて昼食だったのですが、復興アリーナ辺りでお昼の時間になってしまい、急遽予定変更しました。
 昼食後、平成噴火の災害から復興した「われん川」へ行きました。
 われん川では湧水に手や足を浸して休憩を取りました。
 ふかえ桜パークの火砕流最長到達点に着きましたが、すでに終了予定時間の14時になっていました。
 あれー? どこで時間間違ったかな〜? ジオサイト毎のゲームや体験が楽しすぎて時間を忘れてしまった!
 急いで帰ります。w
 帰り道でも楽しめました。ここは昔お殿様が城下の見回りに通ったと言われる「殿様道路」です。情緒ある通りでした。
 ひょうたん池公園に帰ってきました。約1時間半オーバー。(あちゃ〜><)
 最初から色々とトラブルはあったのですが、その一つ一つは大したことない取り返しのつく事でした。しかし、それが4つも5つも重なるととんでもない結果になると今回身をもって学びました。
 反省しつつ、今週土曜日には(後編)があるので、それに向けて準備したいと思います。
 (前編)は、楽しいだけでなく改めて島原の地形に隠された意味を学ぶことができるジオツアーでした。
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22年11月眉山登山会報告

2022-11-18 09:42:43 | イベント
22.11.18(金) 天気;晴れ?(雲多め) 気温;12℃
 午後に案内の予約が入っているので、朝から更新しておきます。

 先週土曜日12日に開催した「眉山登山会」の報告です。
 当日は天候に恵まれました。いや、恵まれすぎました。 例年11月の登山会は寒さに注意なのですが、11月と思えないほど暑かった。 上着を脱いでの体温調節と水分補給に気を使いました。
 参加者は6名で、告知が新聞掲載されたのですが、センターの広報や口コミで初めて参加される方が多かったです。
 道中、シロダモやマムシグサ、アカガシのどんぐりなど期待していた秋の実りを観察できました。 もう一つ、葉緑素を持たない不思議な植物「アキノギンリョウソウ」も目当てだったのですが、こちらは見つけられず。 いつもより暖かいから遅れているのか?
 行楽シーズンとあって、珍しく私たち以外の登山客にも遭遇しました。
 参加者に島原市の地域おこし協力隊の田口氏がいらしており、後日「ホームページに記事を掲載しました!」とメールを頂きました。 リンクを貼っておきますので、そちらもチェックして下さい。(ちょいそと〜島原のアウトドア情報発信サイト〜「眉山登山会 秋の陣」
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千々石断層を歩こう!-千々石海岸

2022-10-16 11:46:15 | イベント
22.10.16(日) 天気;晴れ 気温;22℃
 朝から消防訓練を行いました。雲仙からスタッフを1名派遣してもらい、開館直後の誰も来ない時間に実施しました。

 昼食を摂り、午後は橘神社から昔の千々石商店街を抜けて千々石海岸に向かいます。このルートは正式な「九州自然歩道」の道です。 が!私もスタッフも疲れていたのかここからの写真がほとんどありません。撮ってませんでした!(陳謝!)
 いきなり千々石海岸の写真(表紙)です。しかも先生が空を指して雲の解説をしているところです。(笑)
 雲の話は後日掲載するとして、肝心の千々石海岸です。
(ん? 画像を大きく掲載できないぞ? 画像を取り込む際に1024で取り込んだ筈なのに。)
 小さくて申し訳ありませんが、波打ち際に石が露出しているのがお分りいただけますか? 波の流れによって砂浜の砂が流出し、下にあった岩石が出てきたのです。これにより千々石海岸は現在遊泳禁止になっています。
 ちなみにですが、何の偶然か千々石海岸をアップしている今日、『スポGOMI in Nagasaki』が千々石海岸で開催されます。
 「スポGOMI」とは、環境美化に「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。制限時間内に、定められたエリア内で拾ったゴミの量と質(種類)でポイントを競い合う、子供から大人まで年齢問わずにできる「スポGOMI」。ご家族やお友達、サークル、職場のみなさんでぜひ長崎の海岸をキレイにしていきましょう。(HPより)
 閑話休題。
 本当は千々石の名前の由来となった土歯(ひじは)の池や、池を形作る砂洲の話などあったのですが、開催日が連休初日とあって普段より交通量が多くバスでの移動に時間がかかったため、今回はここまでとなりました。
 天気にも恵まれ、豊かの自然の中を歩き回った1日でした。
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千々石断層を歩こう!-千々石川に沿って歩く!

2022-10-15 11:46:02 | イベント
22.10.15(土) 天気;晴れ 気温;20℃
 ここ数日、めちゃくちゃ良い天気が続いています。外を歩くと少し汗ばむくらいです。

 千々石断層を下って来て、しばらくは千々石川に沿って平地を歩きます。
 ここからの道案内は私が務めたので、同行したスタッフの写真を使わせてもらいます。
 表紙の画像をご覧ください。広い土地に良い天気、左手には断層の壁が繋がって見えます。 正面は断層によって分けられた吾妻岳(左)と九千部岳(右)です。 島原半島の中で私の好きな景色の1つです。
 たまに川を渡ります。4回も5回も断層を上り下りしながら歩き回って繋いだ道です。良い所を選んでいます!w
 
 千々石の温泉神社です。 特にこれといって解説しているわけではありませんが、雲仙温泉街にある温泉神社の分社です。霊験としてはこちらの方があらたかだと思うのですが、初詣では近くの橘神社に敵いません。(橘神社に初詣に来る人でここに温泉神社があることを知っている人はほぼいないでしょう。)
 吾妻観音を祀った神社です。 吾妻観音といえば、田代原から登る吾妻岳に祀られています。さすがにここから毎日吾妻岳に登ってお参りはできないでしょうから、そのために作られた分社でしょう。 今回、ここは新発見でした。
 
 川沿いに寄り道しながら橘神社に着きました。画像は下見の時の写真です。真下に千々石川が流れています。 右の大木が枯れていますね。倒れる前に切った方が良いと思うのですが。
 お昼休憩を取りました。
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千々石断層を歩こう!-千々石断層を下る!

2022-10-13 13:16:16 | イベント
22.10.13(木) 天気;晴れ 気温;16℃
 午後遅くに高校生の団体が来館し、案内する予定です。
 その前に更新しておきましょう。

 愛野展望台を後にし、吾妻町牧場の里の入り口に着きました。(表紙写真)
 今回のスタート地点です。
 早速ですが、スタート地点から九州自然歩道を外れます。
 本来のコースは黄色丸で囲った暗い森の中に入って行きますが、このコースはだいぶ崩れて岩石がゴロゴロと転がっています。 下手すると4、5人の怪我人は覚悟しなければなりません。
 そんな危ないコースを通るわけなく、赤矢印の方向へしばらく歩きます。
 赤土の畑を抜ける道を歩きます。写真は先生が赤土を手に取って解説しているところです。
 この赤土は雨が降るとぎゅっと締まるそうで、この土でジャガイモを作ると締まりのいいジャガイモが採れるそうです。 そこで長崎県は北海道に次いでジャガイモの生産量第二位を確保しています。(構成比では遠く及びませんが。)
 赤土の畑を抜けて、いよいよ断層を下って行きます。 断層の崖を見ながら解説しているところです。 この辺りは土石流の堆積物で出来ている土地なので、大小様々な大きさの石が混じっています。
 結構急な坂道を下ってきて、スタート地点を振り返っているところです。赤矢印の下に小さく鉄塔が見えますが、その辺りから下ってきました。
 この辺りで止まったのには理由があって、足元のアスファルトをよーく観察します。
 画像が小さくて申し訳ありませんが、マンホールの蓋を挟んで、4つ赤矢印を繋ぐように地面に亀裂が入っているのが分かりますか?
 地面が割れている証拠です。参加者が立っている側が高く、私が撮影している側が低く落ち込んでいます。小さなズレではありますが、これが何万年も積み重なっていくと、2枚前の写真のように大きな段差(鉄塔が建っている場所と私たちがいる場所)を生じます。
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千々石断層を歩こう!-あらまし

2022-10-10 10:44:11 | イベント
22.10.10(月) 天気;晴れ 気温;13℃
 気温が下がってきましたねー。そろそろ雲仙では紅葉の始まる8℃を切りそうですかね。

 土曜日の「千々石断層を歩こう!」の報告です。
 事前学習を行うその前に、私の方からこれまでのあらましをお話ししました。時はさかのぼる事2010年、田代原から吾妻町の牧野(牧場の里)へ伸びる九州自然歩道を歩いた事が始まりです。
 それから翌年に諫早市森山町の唐比から千々石町の塩屋まで旧温泉軽便鉄道跡を歩き、さらに翌年断層を歩こうの完結編として田代原から鳥甲山の間と、焼山に登ってシリーズは終了しました。

 しかし今回気づいてしまいました。牧場の里から塩屋の間が空いてるじゃん。しかもこのルートは断層を横切る道で面白そうじゃん。w
 シリーズ終了から早9年、ここに断層を歩こうシリーズ復活です!
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