22.10.13(木) 天気;晴れ 気温;16℃
午後遅くに高校生の団体が来館し、案内する予定です。
その前に更新しておきましょう。
愛野展望台を後にし、吾妻町牧場の里の入り口に着きました。(表紙写真)
今回のスタート地点です。
早速ですが、スタート地点から九州自然歩道を外れます。
本来のコースは黄色丸で囲った暗い森の中に入って行きますが、このコースはだいぶ崩れて岩石がゴロゴロと転がっています。 下手すると4、5人の怪我人は覚悟しなければなりません。
そんな危ないコースを通るわけなく、赤矢印の方向へしばらく歩きます。
赤土の畑を抜ける道を歩きます。写真は先生が赤土を手に取って解説しているところです。
この赤土は雨が降るとぎゅっと締まるそうで、この土でジャガイモを作ると締まりのいいジャガイモが採れるそうです。 そこで長崎県は北海道に次いでジャガイモの生産量第二位を確保しています。(構成比では遠く及びませんが。)
赤土の畑を抜けて、いよいよ断層を下って行きます。 断層の崖を見ながら解説しているところです。 この辺りは土石流の堆積物で出来ている土地なので、大小様々な大きさの石が混じっています。
結構急な坂道を下ってきて、スタート地点を振り返っているところです。赤矢印の下に小さく鉄塔が見えますが、その辺りから下ってきました。
この辺りで止まったのには理由があって、足元のアスファルトをよーく観察します。
画像が小さくて申し訳ありませんが、マンホールの蓋を挟んで、4つ赤矢印を繋ぐように地面に亀裂が入っているのが分かりますか?
地面が割れている証拠です。参加者が立っている側が高く、私が撮影している側が低く落ち込んでいます。小さなズレではありますが、これが何万年も積み重なっていくと、2枚前の写真のように大きな段差(鉄塔が建っている場所と私たちがいる場所)を生じます。