事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

花火の夜 ~ 最初の夜

2007-10-12 | まち歩き

Di1 だいぶ前のネタでもうしわけない。前任校にいたころの酒田花火大会ネタ第一弾です。

この学校に赴任する前、「酒田市立□□小学校」といえば、わたしの頭にあったのは「ここの職員、花火の夜は最高だろうな」ということだった。8月4日(今までは3日だったが今年から第一土曜日に変更になった)、港祭りの一環で行われる大花火大会は、まさしく、□□小の真裏で打ち上げられるのだ。屋上にのぼって初めて知ったが、この学校は最上川の河口と酒田港がほとんどすぐそばまでせり出して来ている。絶景である。

 が、結局のところ管理職が夜の屋上を開放するはずもなく、されたところで今度は帰るのにひと苦労するらしいので(半端な渋滞ではない)、私たち親子はいつもどおり1キロほど離れたとびしま丸の発着場に向かう。出店があったり、ここも一応花火スポットなのである。なんで距離がわかるかというと、光と音の間に3秒程の差があるから。理詰めだ。さすが高校時代理系だっただけのことはあるな(そこから文学部に入るあたりがちょっと……)。

 なんと太っ腹にも今年は港湾事務所が屋上へのゲートを開けておいてくれたので、市民の多くがシートを敷いてそこに陣取って眺めることができた。いつになく涼しく、風の強い夜で、小さい子をかかえた親たちは、風除けにそのシートやタオルを子どもの体にまきつけたりしている。そんなオクルミ状態でも「あ、ドラえもん!あ、ミッキー!」と私の子どもらは喜んでくれている。おつとめが果たせて、親としてはホッとする……

Hi02 ……お気づきだろうか。私がそんなに花火に気合が入っていないことを。子どもの頃は家の近くの川沿いで、枝豆やスイカを食べながら親と一緒に見ることがそれは楽しかったものだが(今はこの9日に開通した酒田~酒田みなとICの自動車道のために、家からは花火の上半分しか見えはしない)。おそらく子どもがいなければ、混雑した場所まで今は出かけたりはしないだろう。自慢するわけではないが、私は稀代の面倒くさがり、徹底した不精者なのである、って本当に自慢できない話だが。

 実際、子どもが生まれる前は、妻と一緒に見たこともなく「え?見に来たかったの?」「当たり前じゃないの、私は(独身時代は)いつも見に来てたのよ」と結婚14年目にして文句を言われたりしている。

 しかし花火大会には、別のお楽しみがあることを私は知らなかったのだ。そう《ヤンキー観察》という娯楽を。これは明日。

コメント
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