昨日の記事で紹介したように、関東以西の本州南岸の地域では、上空の強風帯に伴う雲の帯に覆われて、すっきりしない空模様であった箇所が多かったですね。
ただ、大陸から張り出す高気圧が、その張り出す軸が徐々に南下してきています。その様子を①1月3日9時の天気図 ②1月3日15時の天気図 ともに気象庁HPより引用 で比較してみましょう。
引用図の 大陸にある高気圧の中心を西側に見て、等圧線が ⊃ の字型に走っている部分に注目です。この部分は、気圧の峰 とも呼ばれて、高気圧の張り出しの勢力が及んでいる方向を表すもので、この、 気圧の峰 の部分に、別の高気圧が隠されている場合も多いものです。
本州南岸の地域 特に関東平野の各地から見ると、この、高気圧からの 気圧の峰が当該地域よりの中心より緯度で5度ほど北(関東平野では北緯40度線より北)に入ってしまうと、北東から東より風が吹き、雲(背の低い雲ですが)が広がりやすくなります。(もっとも、北東~東より風が、地形的に山超えとなってしまう、濃尾平野や京阪神地域、瀬戸内地域などは、この場合でも、雲の広がりは少なくて済みますね。)
引用図①と②を比較すると、前記した、気圧の峰がゆっくり南下している様子がわかります。
あす4日はどうなるでしょうか?気象庁HPより引用の、1月4日9時の予想天気図をご覧ください。
さらに、気圧の峰は南下して、関東地方のすぐ北あたりの緯度線上に達する様子ですよね。このため、4日は、本州南岸の各地では、今日3日よりも青空が広がると言えそうです。