カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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22日は 北日本で大荒れの天気

2006-11-21 20:48:35 | インポート

06112112 引用図は、11月21日12時の天気図です。気象庁HPより引用。

今日21日は、昨日の記事とおり、北海道南西部の おでき状になった等圧線の部分に低気圧が発生し、北海道南西部や青森県の一部では、強い雨も降りました。

一方、他の地域は、晴天が広がり、穏やかな小春日和の1日でしたね。

しかし、この、小春日和も本日まで。明日22日は、低気圧が急速に発達しながら北海道の北へ進んでくるため、北海道や東北北部など、暴風警報級の非常に強い風が吹き、午後からは、上空に強い寒気も入ってきますので、平地でも次第に雪に変わり、吹雪となり所も多そうです。勿論、海上はおおしけが予想されます。

06112109 その模様を、11月22日9時の予想天気図でご覧いただきます。気象庁HPより引用です。

引用図と、引用図にはありませんが、各種予想図より、今回は、寒冷前線の通過後、北日本の上空には、平地でも雪となるような、非常に強い寒気が入ってきます明日午後からは、北日本の日本海側や山間部では雪となるところが多く、沿岸や、山間部の峠や稜線上などでは、ふぶき となるところもありそうです。大雪やふぶきによる視界不良などにも注意しましょう。

なお、この寒冷前線の通過時には、急な強い雨や雷、突風や竜巻の恐れがあります。地表で気流が集まっている所へ、寒冷前線に伴う強い積乱雲が通過するときなど、特に竜巻や突風の危険があります。地表付近の風の流れ具合にも気を配ったほうが良さそうです。

また、各種予想図より、明日の午後からは、上空の 渦度0線(上空の強風帯とお考えください)が、東北地方北部を西北西~東南東方向へ横切り、東北北部の太平洋側周辺では、この上空の強風帯が一部、地上にも吹き降りてくる状態が予想されますので、岩手県や宮城県あたりでも、西北西から西風が相当強まる恐れがあります。

明日22日は、北日本では、交通機関など混乱されます。どうか、ご用心ください!


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