①5月2日9時の天気図 気象庁HPより引用
2日は、発達した低気圧が北海道を通過して千島近海へと進みました。
このため、北日本の各地では、あちこちに暴風警報が発表されて、北海道のえりも岬では最大瞬間風速37・0m(10分間の最大風速で29・3m)、青森県の八戸では最大瞬間風速が32・6m(10分間の最大風速で24・0m)を観測しましたし、北日本のあちこちで10分間の最大風速が20mを超える、まさに台風並みの猛烈な風を観測しました。
②5月2日9時のAXJP140図と130図(140は東経140度線上に、130は東経130度線上に位置する極東地域の各都市の鉛直方向の風向風速と相当温位分布図です。)日本気象予報士会HPより引用。
引用図②より、日本列島から朝鮮半島周辺にかけての極東地域での東経130度~140度線に囲まれた地域の北緯40度線上では、300hpa(上空約10000m付近)で、風速が100ノットを超す、強風軸(おおむね西より風)が見受けられ、朝鮮半島から日本海付近の上空4000m付近世より上側で、全般的に西より風が強まっています。
引用図①で北海道のすぐ東にある低気圧が大陸にあるときに巻き上げられた黄砂が、前記した本州付近の強い西風によって運ばれてきたため、東京や、名古屋、大阪など、本州のあちこちで黄砂を観測しました。
③5月2日1時~21時までの全国黄砂観測状況 気象庁HPより引用
前記した、朝鮮半島付近~日本海~本州付近上空での西より風が強い状態はあす3日も続くと予想されて、引用図③より、朝鮮半島には、本州各地よりも多量の黄砂が飛来していることより、あす3日も、本州の各地では、黄砂が飛来することが予想されます。
春先に低気圧(発達すればなおのこと)通過後、本州付近上空で西より風が強まっている状態時には、決まって、大陸からの黄砂が本州付近に飛来するものです。
洗濯物や屋外での行事など、注意が必要ですね!!
よく災害発生して、全壊○○棟とかいう、全壊と半壊との基準ってどうなっているんでしょうか?
ご教示ください。