「ジャンのてっぺんには天使がいる」
その天使に会いに行きたいと願い、ジャンを目指す多くの登山者がいる。
しかしそう簡単にたどり着ける場所ではない、それだけに憧れは大きくなる。
天使とは言ってももちろん本物の天使が存在する訳ではなく、天使のオブジェが設置されているだけ。
そのオブジェが、いつ、誰が、どのような理由で設置したのかは定かではない。
嘗てネットで調べたことはあったが忘れてしまった。
確か現在設置されているものは二代目の天使であることだけは確かだ。
N君が一歩、また一歩とジャンのてっぺんへと近づく。
そして遂に憧れのジャンダルムの頂上へ・・・。
おめでとう! 念願のジャンダルムだよ。
感無量だろう。
達成感と充実感で満たされていることだろう。
やっとの思いで、命の危険を感じながらの到達は簡単ではなかったはずだ。
今は十分に感動を味わってほしい。
自分がここに立つのはこれで5回目になるだろうか。
そしてその5回目で最後になる。
その意味では今までとはまた違った感動があった。
さっそく天使に挨拶をしなければと思い、天使を探した。
ちょうど槍ヶ岳をバックにして設置されていた。
「やっとこれに会えました。嬉しいですね! 僕一人ではとてもここまではこれなかったです。本当にありがとうございます。」
やや照れたが、自分は案内をしただけ。
技術、体力、メンタルはすべてN君ひとりの頑張りだと思う。
天使のアップ画像。
このオブジェの存在にどんな意味があるのだろうか・・・深く考えたことはない。
ただ自分なりに言えることは、「誰かは知らないけどにくいことをするね」と思う。
憧れや目標にもなるだろうし、辿り着いた者にとっては癒しにもなる。
このときふとある計画を思いついた。
来年の夏、劔岳に登るとすれば20回目の記念登頂となる。
自分も何かやってみようかと・・・。
まだ何も思いついてはいないが、せっかくの記念登頂だし、劔のオブジェでも置いてこようかと勝手に思いついた。(笑)
天使と一緒に「ハイ、チ~ズ♪」
今度は奥穂をバックにもう一枚。
「せっかくだから、これ持って」
と言い、N君に天使を持たせた。
いい笑顔だね♪
ここに来ることができたことも、天使に会えたことも、360°北アルプスの世界に浸れたことも嬉しいのだが、「これが最後になるなぁ・・・」と思うと、どこか淋しさがあった。
「忘れまいぞ! 目に焼き付けておこうぞ!」
何をするでもなく、唯ジャンダルムのてっぺんに佇み絶景を見つめた。
その天使に会いに行きたいと願い、ジャンを目指す多くの登山者がいる。
しかしそう簡単にたどり着ける場所ではない、それだけに憧れは大きくなる。
天使とは言ってももちろん本物の天使が存在する訳ではなく、天使のオブジェが設置されているだけ。
そのオブジェが、いつ、誰が、どのような理由で設置したのかは定かではない。
嘗てネットで調べたことはあったが忘れてしまった。
確か現在設置されているものは二代目の天使であることだけは確かだ。
N君が一歩、また一歩とジャンのてっぺんへと近づく。
そして遂に憧れのジャンダルムの頂上へ・・・。
おめでとう! 念願のジャンダルムだよ。
感無量だろう。
達成感と充実感で満たされていることだろう。
やっとの思いで、命の危険を感じながらの到達は簡単ではなかったはずだ。
今は十分に感動を味わってほしい。
自分がここに立つのはこれで5回目になるだろうか。
そしてその5回目で最後になる。
その意味では今までとはまた違った感動があった。
さっそく天使に挨拶をしなければと思い、天使を探した。
ちょうど槍ヶ岳をバックにして設置されていた。
「やっとこれに会えました。嬉しいですね! 僕一人ではとてもここまではこれなかったです。本当にありがとうございます。」
やや照れたが、自分は案内をしただけ。
技術、体力、メンタルはすべてN君ひとりの頑張りだと思う。
天使のアップ画像。
このオブジェの存在にどんな意味があるのだろうか・・・深く考えたことはない。
ただ自分なりに言えることは、「誰かは知らないけどにくいことをするね」と思う。
憧れや目標にもなるだろうし、辿り着いた者にとっては癒しにもなる。
このときふとある計画を思いついた。
来年の夏、劔岳に登るとすれば20回目の記念登頂となる。
自分も何かやってみようかと・・・。
まだ何も思いついてはいないが、せっかくの記念登頂だし、劔のオブジェでも置いてこようかと勝手に思いついた。(笑)
天使と一緒に「ハイ、チ~ズ♪」
今度は奥穂をバックにもう一枚。
「せっかくだから、これ持って」
と言い、N君に天使を持たせた。
いい笑顔だね♪
ここに来ることができたことも、天使に会えたことも、360°北アルプスの世界に浸れたことも嬉しいのだが、「これが最後になるなぁ・・・」と思うと、どこか淋しさがあった。
「忘れまいぞ! 目に焼き付けておこうぞ!」
何をするでもなく、唯ジャンダルムのてっぺんに佇み絶景を見つめた。