ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

オジカ沢の頭:夕焼け

2018年04月14日 00時48分43秒 | Weblog
「疲れたーっ!」
アイゼンを外し、アルパインブーツを脱いで部屋に入った時に出たでかい声だった。

何はともあれ目標は達成できた。
しかしインフルエンザの「つけ」がまさかこの程度の縦走で現れるとは・・・、それとも単に自分の体力の無さなのか・・・。
「先ずは水だけは作っておこう」
部屋に入る前にレジ袋に詰め込んでおいた新鮮(?)な雪を溶かし、命の水を作ることが先決だ。


AM君ももう融雪による水作りは慣れたもので、手際よく作業を進めている。
自分としてはまだ疲労感は残ってはいたが、座っての作業であり体力を回復させながら融雪作業ができた。

「今日はたぶん夕日が綺麗だと思うよ。せっかくだからもう少ししたら外に出てみようか。」
「えっ本当ですか? 雪山で見る夕日なんて初めてですよ。」
その返事にはやや興奮気味の様子が伺えるAM君だった。

17時30分を過ぎた頃外へ出てみた。
風はないが、太陽が沈む時間帯ともなればかなり寒い。
「もうすぐいい頃合いかな。」
若干雲がかかっては来たが夕日は確実に見ることはできるだろう。


「おぉ~綺麗ですね。感動です。」
今更言葉はいらない。
逆光ではあるが、白銀の彼方にオレンジ色の光。
雪山ならではの神秘性さへ感じた。

でもって、ちょいとおちゃらけ。

いい歳をしてハートマーク(笑)。