ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

時には花を Ⅱ:知ったかぶり

2016年07月19日 20時10分19秒 | Weblog
小川のせせらぎに咲く水芭蕉に見とれていると、すぐ先には群生となって咲いているポイントがあった。
木道からやや距離があるため近づいてみることはできなかったが、それなりに見応えのあるポイントだ。

もう殆どの水芭蕉は見頃を終え始めてしまっていると聞いていただけに、この群生との出会いはラッキーと言えよう。
歩きながら見とれてしまい、思わず木道から落ちそうになってしまう程だった。
「いいねぇ、やっぱり、来て良かったね!」
三人の共通する思いだ。

しばらく歩くと今度は「ワタスゲ」を発見。

そして、そろそろ色の付いた花が見つかるといいなぁって勝手に思っていると・・・

ハイ、出ました。
「タテヤマリンドウ」のお出ましです。
はて、この花はてっきり夏の花かと思っていたのだが、これも勝手に思い込んでいただけなのか・・・。
「雨が降ったりして天候が悪くなると花を閉じてしまうんだよ」
と、去年教えていただいた知識を自慢げに話した。
「へぇーそうなんですかぁ 知らなかったですよ。」
(ちょっと自己満足に浸った瞬間だった)


「これは何という花なんですか?」
「ん? 何とかツツジだよ」
「えっ、何とかって何ですか?」
「いや、だから・・・あのぉ~・・・何とかだよ」

こんな具合でおとぼけトレッキングは進んでいった。

さて、またまた知らない、見たことのない花を発見。

背丈が低く、淡いピンク色をした花だった。
(後で調べたところ「ヒメシャクナゲ」とわかった)
この辺り一帯では群生となって至る所に咲いていた花だった。


「地塘」がそこここに見え始めた。
ここでまた知ったかぶりを披露した。
「夏になるとヒツジグサという花が咲くんだけど、一見すると蓮の花に見えるんだよね。」
「羊に似ているんですか?」
「いいや、全然。昔は午後2時あたりを羊の刻って言って、その時間あたりになると咲くからヒツジグサって言うんだよ。」
「へぇー何でも知ってるんですねぇ~」
「うん、トイレに寄った時、壁に写真と説明書きがあったから。自分もさっき知ったばかりなんだけどね。(笑)」

自分の花の知識などそんな程度に過ぎない。

さて、もう少し歩けば「ヨッピ橋」方面への分岐点となる。
そこから先は初めてのルートだ。
ちょっとワクワクしてきた。