上高地へは11時前に到着した。
つい三日前にここに来たというのにどこか懐かしさのようなものを感じる。
そしてホッとしたというのが本音だった。
「あれっ、河童橋ってどこだっけ・・・」
すれ違う人に尋ねてみると、あと100メートルほどらしい。
自分の姿を見て「お疲れ様でした」と、笑顔で言ってくれた。
人混みが見える。
あそこが河童橋であることはそれだけで分かった。
腹が空き始めていることも、コーラ、ビールを飲みたかったことも、そして食べたくて仕方がなかったラーメンのこともすっかり忘れていた。
・・・GOAL。
100%自己満足であっても、目標達成と無事下山できたことはことのほか嬉しい。
振り返り思わずガッツポーズでパチリ!
雪渓の残る岩肌と夏の青空がたまらない。
「さて、ターミナルまで戻って何か食べるか。」
そう思い、歩き始めようとした時だった。
「あーっ! やっだぁ~! また会えた~!!」
何とも大きく明るい声であったが、笑顔の3人組と視線が合った。
そう、あのハーレム・・・いやいや、爽やか三人組だ。
「また会えたね! へぇ~こんなことってあるんだね!」
自分とは親子ほどの年齢差があっても不思議ではない若者達だったが、実に爽やかで、礼儀正しく好感の持てる若者達だ。
思わず笑顔で、そしてごく自然にお互いハイタッチをした。
こんな清々しい気持ちになったのは久しぶりだった。
再々会、そしてお互いの無事下山を記念して一緒に写真を撮った。
この一枚は、今回の山行においてとびっきりの一枚となった。
別れを惜しみつつ、バスターミナルへと向かった。
梓川沿いのちょっと別の道を歩いてみた。
何度も振り返りながら歩いた。
そして、いつもいつも思うこと。
「終わっちゃったなぁ・・・。」
ターミナルに着き、ゆっくりと煙草を吸った。
コーラも美味い!
何か食べようと2階のレストランへと行ったのだが、かなりの順番待ちであり、食事を諦めた。
「ラーメンまで待てってことかな」
そう思ったのだが、やはり腹は減る。
信州名物の「おやき」を買い食べた。
そうそう、忘れちゃならない下山の報告だ。
モンベルおやまゆうえん店へ電話を入れ、店長さんに無事下山の報告をした。
ことのほか喜んでくれた。
また、木更津店へ移動となったK店長へも報告をした。
自宅へは女房へいつもの文面でメールをした。
「無事下山。明日帰る。」
素っ気ない文面だが、無事が伝わればそれでいい(笑)。
予定より一本早いバスに乗り、一路「新島々」へと向かったが、大正池を過ぎた頃には眠ってしまっていた。
この「新島々駅」は一度訪れてみたかった駅だ。
名前だけは以前から知っていたが、コミック漫画の「岳」に出てきて以来そう思っていた駅だ。
車内には自分の他に何名かの登山帰りと思われる人がいた。
「どこに登ったのかな・・・」
気にはなったが、今はちょっとした「燃え尽き症候群」的な感覚だ。
松本駅に着き、ホテルはすぐそこであるのにザックが重くて仕方がない。
シャワーをあび、髭も剃り超~サッパリ♪
「さて、行くぞ~!」
かねてからネットで検索しておいたラーメン屋がすぐ近くにあるのだ。
駅前通りの「むつみ屋」に入り、味噌ラーメンを食べた。
だが、足りない・・・。
二杯目は醤油ラーメンを食べた。
ささやかだが願いが叶ったときの味はたまらなく美味いね!
夜は大学時代のバレー部の仲間と一年振りに会い飲んだ。
いつもはそれほど飲めない自分なのだが、このときはかなり飲んだなぁ。
ホテルに帰ってベッドに横になり、デジカメのディスプレイで記録を見た。
大キレット通過、槍ヶ岳。
そしていろいろな人達との出会い。
あれから三ヶ月近く過ぎた。
当初は「リベンジ」だけが頭の中にあり、「何が何でも!」という思いで一杯だった。
だが、今は人との出会いの思い出でみたされている。
仲間での山行であれば、会話をするそのほとんどは仲間同士となる。
ソロであれば会話の相手は自ずとすれ違う人達となる。
ソロであるが故の出会いの数々だったことは間違いのないこと。
そして出会った人達からいただいた素晴らしい思い出に感謝したい。
来年はジャンダルム・・・かな(笑)。
つい三日前にここに来たというのにどこか懐かしさのようなものを感じる。
そしてホッとしたというのが本音だった。
「あれっ、河童橋ってどこだっけ・・・」
すれ違う人に尋ねてみると、あと100メートルほどらしい。
自分の姿を見て「お疲れ様でした」と、笑顔で言ってくれた。
人混みが見える。
あそこが河童橋であることはそれだけで分かった。
腹が空き始めていることも、コーラ、ビールを飲みたかったことも、そして食べたくて仕方がなかったラーメンのこともすっかり忘れていた。
・・・GOAL。
100%自己満足であっても、目標達成と無事下山できたことはことのほか嬉しい。
振り返り思わずガッツポーズでパチリ!
雪渓の残る岩肌と夏の青空がたまらない。
「さて、ターミナルまで戻って何か食べるか。」
そう思い、歩き始めようとした時だった。
「あーっ! やっだぁ~! また会えた~!!」
何とも大きく明るい声であったが、笑顔の3人組と視線が合った。
そう、あのハーレム・・・いやいや、爽やか三人組だ。
「また会えたね! へぇ~こんなことってあるんだね!」
自分とは親子ほどの年齢差があっても不思議ではない若者達だったが、実に爽やかで、礼儀正しく好感の持てる若者達だ。
思わず笑顔で、そしてごく自然にお互いハイタッチをした。
こんな清々しい気持ちになったのは久しぶりだった。
再々会、そしてお互いの無事下山を記念して一緒に写真を撮った。
この一枚は、今回の山行においてとびっきりの一枚となった。
別れを惜しみつつ、バスターミナルへと向かった。
梓川沿いのちょっと別の道を歩いてみた。
何度も振り返りながら歩いた。
そして、いつもいつも思うこと。
「終わっちゃったなぁ・・・。」
ターミナルに着き、ゆっくりと煙草を吸った。
コーラも美味い!
何か食べようと2階のレストランへと行ったのだが、かなりの順番待ちであり、食事を諦めた。
「ラーメンまで待てってことかな」
そう思ったのだが、やはり腹は減る。
信州名物の「おやき」を買い食べた。
そうそう、忘れちゃならない下山の報告だ。
モンベルおやまゆうえん店へ電話を入れ、店長さんに無事下山の報告をした。
ことのほか喜んでくれた。
また、木更津店へ移動となったK店長へも報告をした。
自宅へは女房へいつもの文面でメールをした。
「無事下山。明日帰る。」
素っ気ない文面だが、無事が伝わればそれでいい(笑)。
予定より一本早いバスに乗り、一路「新島々」へと向かったが、大正池を過ぎた頃には眠ってしまっていた。
この「新島々駅」は一度訪れてみたかった駅だ。
名前だけは以前から知っていたが、コミック漫画の「岳」に出てきて以来そう思っていた駅だ。
車内には自分の他に何名かの登山帰りと思われる人がいた。
「どこに登ったのかな・・・」
気にはなったが、今はちょっとした「燃え尽き症候群」的な感覚だ。
松本駅に着き、ホテルはすぐそこであるのにザックが重くて仕方がない。
シャワーをあび、髭も剃り超~サッパリ♪
「さて、行くぞ~!」
かねてからネットで検索しておいたラーメン屋がすぐ近くにあるのだ。
駅前通りの「むつみ屋」に入り、味噌ラーメンを食べた。
だが、足りない・・・。
二杯目は醤油ラーメンを食べた。
ささやかだが願いが叶ったときの味はたまらなく美味いね!
夜は大学時代のバレー部の仲間と一年振りに会い飲んだ。
いつもはそれほど飲めない自分なのだが、このときはかなり飲んだなぁ。
ホテルに帰ってベッドに横になり、デジカメのディスプレイで記録を見た。
大キレット通過、槍ヶ岳。
そしていろいろな人達との出会い。
あれから三ヶ月近く過ぎた。
当初は「リベンジ」だけが頭の中にあり、「何が何でも!」という思いで一杯だった。
だが、今は人との出会いの思い出でみたされている。
仲間での山行であれば、会話をするそのほとんどは仲間同士となる。
ソロであれば会話の相手は自ずとすれ違う人達となる。
ソロであるが故の出会いの数々だったことは間違いのないこと。
そして出会った人達からいただいた素晴らしい思い出に感謝したい。
来年はジャンダルム・・・かな(笑)。