ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

秋のツーリング・・・5

2008年10月11日 21時50分48秒 | Weblog
雨天時の昼間の走行は何度も経験している。
が、夜間はそう何度もない。何度もないが、嫌な経験だっただけに鮮明に覚えている。
わずかでも明るいうちは視界がはっきりしているだけに助かる。だが、日が暮れると極端に悪くなってしまうのだ。
ましてや雨となると、点いているはずの自分のヘッドライトの灯りさえ認識しにくい状況になる。

シールドにレインブロックをせず走るのは初めてだ。
予測した以上に視界不良となった。
水滴が弾かれず邪魔をする。油膜が対向車のライトを大幅にギラつかせる。走行車線のセンターラインすらはっきりと認識できない。
「やっばいなぁ」と少々焦っていると、いつの間にか車線の端に寄りすぎて走っていた。自分が車線のどの位置を走行しているかさえわからなくなってしまっていた。
そしてそんなことが何度も起きてしまった。
とにかく、大してありもしない注意力を集中させ、安全に走ることだけを心がけた。
途中2か所で休憩。この時ほどホッとしたひとときはなかったなぁ(笑)。
立場上弱音や不満を吐くことなどできない。「もうちょっとだから頑張ろう! 時間はかかっても安全運転で行きましょうね」と自分らしからぬ言葉をかけた。

やっと慣れた道路に出たときは本当に嬉しかった。雨天状況は変わらないのだが、安心感が出てきた。
いろいろとあったが、これもライダーとしての経験。そして失敗を繰り返さないことだ。