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和幸庵


写真は、庭園。

和幸庵(わこうあん)は北野白梅町の北側にある邸宅で、京和文化協会が拠点として能楽や茶道・華道などの伝統文化を楽しむ活動の拠点となっています。

アクセス
市バスを北野白梅町の1つ北にある衣笠校前で下車します。
「かごの屋」があるNTT北野別館の前で降ろされるので、それをさらにバスの進路側(右)に歩きます。
すぐ先の1つ目の交差点を左折します。
約120m先でT字路に突き当たりますが、その右手の角に和幸庵があります。

昭和初期、この辺りは木島櫻谷邸に象徴されるように多くの画家が住んでいました。その地を昭和28年に材木商を営んでいた鈴木商店の鈴木栄治が購入し、材木の商談を行なう際のショールームとして和幸庵を建てました。
さらに翌年には福徳銀行の所有に変わっています。

一般公開はしておられませんが、京和文化協会から茶道体験などを申し込むと、中で体験ができます。
30~40分のお試しコースは3,000円、100~120分のゆったりコースは広間なら4,500円、小間なら5,000円です。

門をくぐると、正面に主屋、左手に庭園があります。
主屋の玄関を入ると、3畳の玄関間があります。
玄関間の右手には応接間があります。
天井がやや折り上げの網代で、アカマツの丸太で四角く囲われています。
正面奥には瀟洒な床の間があり、窓枠は正方形を重ねた幾何学模様です。

玄関間を正面に進んださらに正面は居住空間なので入れません。
左手に進むと次の間と座敷があります。
次の間は4畳、座敷が8.5畳で、庭園に面した左手と奥に縁があります。
右手奥には琵琶床、床の間、付書院があります。

座敷の奥の縁を右手に進んだ先に、4畳半の小間の茶室があります。
茶室の廊下は一面に手斧のくぼみがつけてあります。
茶室は障子のある一面ともう1つ連子窓があるだけなので、結構暗めになっています。

庭園は茶室に向かう露地から座敷から玄関へL字型に続きます。
茶室の前には大きめの岩に自然のくぼみが付いたものを手水鉢にしています。
そこから川の流れが付き、座敷の方へと流れていきますが、今は水が枯れているそうです。
一面苔がきれいで、座敷の前には大きな松がありました。
 

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