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大徳寺3 通常拝観1 高桐院
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/44/f81ecbf28c9f4eaf8e03e8e15ca2aa81.jpg)
写真は、参道
戦国武将、細川忠興が建立したお寺です。
忠興の妻は玉子(ガラシャ)で、明智光秀の娘です。
毎年10月の第2日曜日は曝凉展(寺宝の虫干し)をしております(本坊も)。
まず参道が有名で、「そうだ、京都行こう」の2010初夏の画です。
唐門を背に敷石道が続き、周囲は苔ともみじです。
さらに参道を進み、玄関に向かいます。
普段から拝観でき、拝観料は400円です。
玄関から入ってまず右の書院の意北軒に進みます。
意北軒は聚楽第にあった利休の邸宅を移築したものといわれています。
さらに進んだ奥にはお茶室の松向軒があります。
こちらは北野大茶会で使用したものを移築したとも云われています。
玄関に戻り左手に進むと客殿です。
この南庭は「そうだ 京都、行こう」1996 秋の、“散紅葉”で有名なお庭です。
一面の苔に、もみじが点々とあり、座ってゆっくり見られます。
客殿の奥に接して8畳のお茶室の鳳来があります。
曝凉展の際には、こちらの仏間の左右に李唐筆の山水図(国宝)が掛けられていました。
仏間に向かって左手には参道突き当りの唐門の裏手になります。
この辺りの紅葉もきれいです。
書院の前庭になる西庭は、客殿の左手からスリッパで下りられます。
苔ともみじが非常にきれいです。
“袈裟型おり蹲踞(つくばい)”が途中にあります。
これは朝鮮出兵の際に、加藤清正が朝鮮の羅城門の礎石を持ち帰ったものだそうです。
奥にはガラシャ(明智光秀の娘で忠興の妻)と細川家のお墓があります。
忠興の墓塔は元々利休の灯籠で、笠の一部が割れています。
これは秀吉が所望したのを断るために、利休がわざと壊したそうです。
再度客殿に上がり、玄関に戻って終了です。
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コメント ( 13 ) | Trackback ( )
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いまのところ、11月末に上洛予定になっています。
お伴は、珍しく茶人ばかり(笑
ここ、行かねばか、と思案中(笑
いずれにしても、大徳寺には足を運ぶ可能性が大きいようです。
11月末なら芳春院などにも行けそうですね。
もう行っておられたら、失礼いたしました。
この秋初めて大徳寺界隈に出向きます。
アクセス・境内の地理などわかりやすいですね~
ばっちり予習して臨みます^^
ありがとうございます。
芳春院楽しみです。
あまりたくさん行っても、同じような枯山水庭園が続くので、飽和してきますよ(笑)。
これから大徳寺の連載が怒涛の”21話”までありますので(実際に今秋行けるのは16話まで)、じっくり読み込んでくださいね。
実は11月上旬に大徳寺の特別公開が重なるのを逆算して、このタイミングで改訂したのです!
もう大体1年のいつ頃に、どこが特別公開をするかは、考えなくても”体が覚えて”います(笑)。
あと、本堂に入ってすぐに展示される銭選の重文・牡丹図もすばらしいのでお見逃しなく。
因みに、この日の拝観終わり間際に行くと、文化財回収に来た国立博物館関係者が雑談されていたりして、山水図や牡丹図の豆知識が耳に入ってくるかも知れません。
ここではそんなことはどうでもいいことですよ。
京都好きが集まって、京都観光をネタにワイワイしているだけですから(笑)。
>旧バージョンと写真違いますね
同じ場所でも季節、時間、天気を変えて、複数回撮影しますね。
今回1番変わったのは・・・デジカメです(笑)。
>大仙院期待しています
大仙院・・・あまり以前と変わっていません・・・残念!
今回1回2塔頭を1つずつにバラしたので多少1つが長くなっています。
必ず全部読んで頂きたいので、基本1回を400~600字に調整しています。
ですからバラすと1つが長くなるのです(笑)。
視点が細かいですね。
考えたこともなかったです。
なんとか今年行ければと思ています。
実はこの日午後からは、子供が楽しみにしている”醍醐車庫見学会”です。
脱走するなら、午前中か(笑)!
でも見つかると法度に触れて、さすがの”amadeus総長”も”妻局長”から切腹を言い渡されるかもしれませんね(笑)。
10月8日の曝凉展も中止でしょうね。
今年は三連休の中日なんですが…
いつでも行けると思って最近特に拝観してなかったのですが、こうやってしばらく行けないとなるとまた行きたくなりますね(笑)。
再来年の春までですね。
ここ数年は曝凉展が開かれていないので、久しぶりに見たくて行ってきました。
今回も隠し落款を見つける事ができませんでした。
期間は12月3日まで。12月1~3日に限り、徽宗の桃鳩図mも出展されます。