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白沙村荘2 存古楼 持仏堂(東山北部散策3)


写真は、存古楼

次は存古楼に戻り、中に上がります。
ここは関雪のアトリエで、10月の出品に備え、2月~7月までここで作品を作成していたそうです。
8月に入ると汗が作品に落ちる可能性があるので、7月中に仕上げていたそうです。
この存古楼から見る池の向こうの庭園(入口から歩いてきた所)も見所です。

存古楼の隣には持仏堂があり、奥にはさらに庭園が広がります。
予約しておくと持仏堂内部も見せて頂けます。
中には地蔵菩薩像(重文)や迦楼羅像、聖徳太子像がお祀りされています。

持仏堂の前には桃山時代の方広寺大仏殿の燈籠があり、このような名石などが庭園のあちこちに配置されています。
これも関雪自身が集め、配置したものだそうです。

また持仏堂の後方の竹林前の斜面には、たくさんの石の羅漢像があります。

庭園の最奥には2階建ての美術館があり、左手に入口があります。
関雪の作品が展示されており、2階のテラスからは大文字が真正面に見えます。
美術館の右手の建物が出口になります。

玄関を入って苑路を進んですぐ右手にある主屋の瑞米山でお抹茶や食事が頂けます。
食事は事前予約でランチは4,400円、6,600円、8800円と別途入館料1,300円、夜は5名上で16,500円のコースがあります。
主屋の玄関から入ります。
玄関間を経て左手の広間へ。
正面から奥右手に縁があり、右手前に8畳の次の間、奥に12畳の本間があります。
本間は正面に広い床の間があり、左右の端に対象に琵琶棚があります。
そして左手奥面には付書院もありました。

存古楼 2階
2018年秋の非公開文化財特別公開では、こちらの2階が公開されました。
存古楼の持仏堂側の玄関の脇に階段があります。
その急な階段を登ると2階です。
2階は8畳間で、床の間には秋桜老猿図、床の間左の持仏堂には達磨大師立像がありました。
2階からの庭園が一望できました。



コメント ( 3 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
仏像好きな方々へ (WAN)
2012-09-09 22:27:35
書くのが遅れて申し訳ないのですが、来年以降の参考に。
毎年9月9日、橋本関雪のお孫さんの命日にあわせ、白沙村荘の持仏堂(重文地蔵・聖徳太子童形像・迦楼羅王像、いずれも鎌倉期)が開扉されます。ちなみに、他の日にも橋本家の法要関連で一年で数日開扉されるらしいです。
まあ、紹介しておいてなんですが、一番要領がよいのは、夏冬の旅や、春秋の文化財公開時の長期公開に合わせてでしょう。今までの傾向から、どれかの公開に二、三年に一度は該当するっぽいので。
 
 
 
F.b.情報のコピーなのですが・・・ (An.)
2014-09-10 17:11:50
Amadeusさま
こんなことをしても良いのかわかりませんが、
とりあえず・・・


美術館のご紹介:本日10:00オープン

大文字を借景に3000坪もの池泉回遊式庭園が広がる
「白沙村荘 橋本関雪記念館」

日本画の巨匠・橋本関雪の居宅に
この度、新美術館がオープンしました。

1914年に造営が始まり、今年で100年を迎える中、新美術館が
本日(9月10日)オープン致しました。
100年目の庭園や大画室「存古楼」、1年目の新美術館。
これからの季節の散策コースに、新旧が調和した白沙村荘を訪れてみてはいかがですか。きっと京都の秋を感じていただけることと思います。

9月27日からは開館記念として「白沙村荘館蔵名品選」も開かれます。
関雪の画業をとくとご覧下さい。

詳しくはこちら
http://www.hakusasonso.jp

大学時代に行って以来、足を向けていなかったので
今秋、行ってみようかなぁ。。。なんて、思いました。
 
 
 
An.さま (amadeus)
2014-09-10 21:41:03
この記事は今日の京都新聞にも出ていましたね。

3/2に訪問した際にもこの美術館について副館長さんが言及されていました。

ようやく出来ましたね。

また機会があれば行きたいです。
 
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