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2025 1/26の拝観報告2(平安神宮2 クラウドファンディング返礼 修繕前 京都電気鉄道車両内部見学 後編)

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写真は、修復前の車内外観。
まずは9:00から昨年末に行った御垣内参拝が付いていました。
この企画も本殿や周辺の朱の塗り替えなどの費用を捻出するために、初めて企画されたと言っておられました。
本殿の屋根も檜皮葺だと高額にもなるので昭和には銅板葺きになったそうですが、今や銅も高いみたいですし。
ここ終わりで10:00。
そしていよいよ車両の方へ。
もう今は工事をしているので、一般では近くには寄れません。
我々は立ち入り禁止の中に入っていきます。
するともうかつての覆屋は取り外されて、簡易の屋根になっています。
もう近々応天門の左脇に移動されるそうです。
移動しやすいように盛土し、電車周辺がフラットになっていました。
外観の説明から、いよいよ内部へ。
外観程はボロボロではない印象を受けました。
この車両、最初は京都電気鉄道で市電になってから白く内装されました。
その白が剥げて、下から京都電気鉄道時代の緑色が見えているのもいいかんじですねw
吊革は絶対に掴まないでと。
マジで切れそうw

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写真は、床下のモーター。
一通り見たのち、両車輪の間にあるモーターを見せるべく、床を外してくださいました。
これも当時のまま。
このあたりがそのまま残っているのが貴重なのだそうです。
この回には僕のような文化財領域から来た方より、電車領域から来た方の方が多かったので、いろいろな参加者さんのお話も面白かったです。
車両見学会は11:00頃に終了。
なおクラウドファンディングは現在第2期募集をしておられるので、よければ参加してあげてください。
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京都市交通局 竹田車両基地1 概要・教材室

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写真は、留置線に並ぶ車両(左2両が10系の初期車両、3番目が10系後期車両、右が20系)。
京都市営地下鉄烏丸線の車庫が竹田駅にあります。
以前は北大路駅の地下(現在の市バスターミナル)にありましたが、昭和63年の延伸に伴ってこちらに移ってきました。
アクセス
竹田駅の北改札を出て左へ。
通路突き当り右の2番出口から出ます。
そのまま直進し、約90m進んだ右手に車両基地の表門があります。
2011年頃までは車両基地見学会がありましたが近年はなく、
今回は2024/12/7or12/8に1日5組限定で行われた「京都市市営地下鉄烏丸線車両運転体験イベント」で内部に入り地下鉄の運転も実際にしました。
参加費は6万円、応募は18組あり10組が当選しました。
表門を入って正面に直線の道があり、その右手に沿って検車場の建物があります。
検車場の東隣りの屋外には15番線分の車両基地があり、車両が並んでいます。
その車両基地の南側に研修所があります。
体験当日はまず検車場の建物内にある会議室で運転の大体の方法のDVDを見ました。
そして研修所に移動し、教材室へ。
ここには実際の車両の大きさの運転席を含めた半分の車両があり、ちゃんと片側のドアとホーム柵も開きます。
ここでも右手のアクセル、左手にブレーキ含めた出発前の動作確認を練習しました。
右手側のブレーキは1~7まであり、7の上は緊急停止、1の下はneutralです。
これを出発前に1段ずつ入れて、計器で作動しているかを確認します。
この時に特有の「シュ~~~ッ」っという音がします。
左手側のアクセルはハンドルの上部を握り込んでレバーを下におろします。
握り込むのを離すとアクセルも止まるような安全装置になっています。
アクセルは1~4まであり、当日は基地内15km/h以下でしたので1まででした。
そして左足のフットボタンは「ファ~~~ン」というアノ警笛です。
また車掌が行うドアの開閉も行います。
右手をホーム柵に伸ばし、ホーム柵に長さ50㎝ほどのタッチパネルがあり、上をタッチするとホーム柵が開き、下をタッチするとホーム柵が閉まります。
しかし列車が一定の場所にないと、これは作動しない仕組みです。
また左手は窓の前方上方にあるレバーを握って回しながら引くと電車の扉が開きます。回しながら引くのは安全装置です。
なので車掌は右手でホーム柵のタッチパネルを、左手で車内のレバーを上下してホーム柵と扉を制御しています。
またこの部屋には電光の回路の掲示版や、パンタグラフ、車輪やブレーキ部分も別にあり、運転席での加速やブレーキに応じて車輪が動いていました。
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