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2025 1/26の拝観報告1(平安神宮1 クラウドファンディング返礼 修繕前 京都電気鉄道車両内部見学 前編)

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写真は、修復前の車内外観。
1月最後の日曜日。
大相撲初場所も千秋楽。
金峰山が2敗、王鵬と豊昇龍が3敗の展開。
13:30には帰宅する気満々のスタートですw
この日は車で出かけます。
8:00過ぎに自宅を出て、聖護院門跡近くのコインパーキングに駐車します。
そこから徒歩で8:45頃にやって来たのが、平安神宮です。
この日はクラウドファンディング返礼 修繕前 京都電気鉄道車両内部見学会でした。
平安神宮の神苑に古い電車の車両があったのをご存じでしょうか。
あれは明治に民間の路面電車、京都電気鉄道の車両でした。
後に市電に買収されますが、市電の車両より狭軌道だったためN電(narrowから)と呼ばれていました。
その車両が覆屋だけして、長らく、なんとなく置かれて(事実上放置されて)いました。
そしたらですよ。
覆屋をしておいたので外観はボロボロながらも内部は比較的きれいに残っている上に、手が入っていないため「当時のまま」残っていたのです。
それが見いだされ、令和2年に重文に指定されました。
一方重文に指定されると「一般への公開が望ましい」とされるので、きれいにして無料エリアに出そうと企画されました。
そしたらですよ。
相手はもう重文なんで、費用がかかるかかるw
自前ではもうムリだとということで、クラウドファンディングをされました。
いろいろ返礼はありましたが、30,000円で車両内部見学会がありました。
僕的にはコレしかないw
ただし「修復前」と「修復後」が選べました。
ちょっと考えて「修復前」にしました。
修復後は今後もチャンスがあるかもしれませんが、修復前は修復しちゃうとノーチャンスですからね。
9:00に応天門前に集合。
9名来ておられました。
なお修復前見学会は前日にもありました。
さていよいよ待ちに待った見学会の開始です。
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KYOTO MAIKOYA 錦店2 邸内

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写真は、奥庭。
KYOTO MAIKOYA 錦店の町家は旧骨董商で、大正期に造られたものだそうです。
構造としては鰻の寝床の敷地を田の字に仕切って、中央の東西南北に廊下が走ります。
そして左手前が玄関棟、右奥が主屋、右手前が表庭、左手奥が奥庭になります。
表庭には玄関棟から連続し突き出るように小間の茶室があります。
正面に向かって左手の玄関から入ります。
玄関間があり、正面奥は旧食堂と旧居間で、現在は着替え部屋に改装されています。
玄関間の右手には旧応接間があり、今は土間のようになっています。
待合兼、表庭へのアプローチになっています。
玄関間から奥に向かって廊下が伸びますが、その手前右手に4畳半の茶室が表庭に突き出るようにあります。
表庭は茶室の露地でもあり、飛び石が奥まできれいに配されています。
中央の廊下を奥へと進みます。
途中で廊下がクランクし、主屋に入ります。
クランクの角には主屋2階への階段があります。
まずは主屋の1階。
廊下の右手に主屋の広間があります。
次の間が6畳で奥の本間が10畳。
右手に床の間、左手に違い棚と天袋のある典型的な床脇があります。
廊下の左手は奥庭。
こちらは手前が砂利と飛び石で、奥が苔のきれいな植栽です。
主屋の2階へ。
2階は廊下の右手に6畳間が3つ並んでいます。
子供部屋などで使われていたそうです。
1番奥の一の間には側面1/3の床の間、1/3の床脇かあり、残りの1/3が押入れという遠慮気味な床がありました。
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