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喜多源逸邸


写真は、和室の居間。

喜多源逸(きたげんいつ)は主に戦前に活躍した工業科学者で、京都帝国大学の教授でした。
そして大学の同僚であった藤井厚二に依頼して建てたのが、国の登録有形文化財に指定されている喜多源逸邸です。

アクセス
大体の場所は、銀閣寺道のさらに少し北です。
市バス5で、上終町(かみはてちょう)京都造形芸術大学前で下車し、バスの進行方向と逆へ白川通を進みます。
1つ目の信号のない交差点を右折し、250m直進し突き当りを左折したすぐの左手に「駒井家住宅」があります。
その1軒隣りが喜多源逸邸です。

通常は非公開ですが、2019年9/8の10:00~13:00に公開がありました。

表門を入ると左手にアプローチがあり、玄関に向かいます。
右手の飛び石を進むと、イロハモミジのきれいなお庭に出ます。

玄関を入ると正面は2階への階段への廊下で、右手前に応接室、右手には書斎、右手奥へは洋室と和室が並んでいます。
手前の洋室では、ヴァイオリストであった奥様がヴァイオリンを弾かれていたそうです。
奧の和室は、洋室の椅子に座った人と目線が合うように、和室の床が35cm高くなっています。
和室の窓側には洋室と同じグランドレベルでサンルームがあり、前述の庭園が眺められます。
さらに奥には納戸や茶の間がありますが、今は改築されています。

2階への階段に向かうと、この奥に本来は台所や風呂などの水廻りがありましたが,こちらも現在は改築されています。

2階へ上がります。
2階は2畳の次の間を経て、奥に6畳の客間があります。
正面に床の間があり、右手の畳廊下から外を見ると、大文字山(如意ヶ嶽)が正面に見えます。



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