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2014 9/20の拝観報告5(大行寺 写経会)


写真は、仏足跡

この日は13:30から、仏光寺の北側にある大行寺の写経会に参加しました。

お寺自体は本尊が重文で快慶作の阿弥陀如来像ということで有名です。

副住職の英月さんがお話や写経を教えて下さいます。
最初の30分は写経についてのお話。
40~50分で写経。
その後はお茶をしながら雑談をします。

まず快慶作の阿弥陀如来像について。
これは写経会でも見ることができます。
写経は外陣でしますが、写経後に中陣までは入ってお参りできます。
以前は仏像だけの拝観もしておられたそうですが、諸事情にて今はお断りされているそうです。

そして写経ですが、これが少し他とは違います。
ここの写経は筆ではなく、”割り箸”でします。
筆で書くとどうしても「きれいに書こう」という心理が働き、内容よりも書くこと自体に気が行ってしまうからだそうです。
しかしお経をいきなり読んでも我々に意味は分からないので、写経する内容をやさしく解説した資料を一緒に下さいます。

最後に副住職さんや参加した皆さんとお茶をしました。
その時に「僕と副住職さんは小中学校が一緒で、副住職さんは僕の2つ先輩である」ことを暴露!?しました(笑)。
非常に驚いておられましたが、それぞれ共通してして知っている同級生のお話で盛り上がりました。
さすがに僕個人までは覚えておられませんでしたが、僕の実家はご存知でした(目立つ場所にあるもので・・・)。
「そんな大事なことは、最初に言って下さいよ」と笑っておられました。

非常にお話や写経もためになりましたし楽しかったのですが、長居をしてしまいました。
15:20頃に大行寺さんを後にしました。

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良恩寺


写真は、書院前庭とお茶室 善法庵

良恩寺(りょうおんじ)の地蔵堂には、導引地蔵(みちびきじぞう)がお祀りされています。

アクセス
地下鉄東西線の東山駅で下車し、1番出口から出て左手へ進みます。
約200m進むと神宮道との交差点になるので、ここの信号を渡って右折します。
この坂の先が青蓮院門跡ですが、その手前の1つ目の交差点を左折します。
ここから粟田神社の前を通過して約200m先の右手の石段の上に良恩寺の表門があります。

通常非公開ですが、2014/9/13のことぶらの企画で内部に入りました。
かつては火葬場の途中にあり、ここに祀られている導引地蔵が葬列に引導を渡していたそうです。
さらに室町時代後期には粟田口善法という茶人がこの辺りにいたそうです。
その善法が有していた手取釜を秀吉が所望したが嫌がり叩き割ったそうです。
それを惜しんだ秀吉が写しを作らせたという伝承があります。

表門を入ると右手奥に庫裏と鐘楼があり、その手前に稲荷社があります。
庫裏の奥には書院があり、書院の前庭は露地庭園で庭園中央には茶室 善法庵があります。

表門の左手には本堂があります。
2023/8/24のそうだ 京都、行こう「ご縁を結ぶ お地蔵さまめぐり 東山三条エリア」で本堂と地蔵堂にお参りしました。
本堂の内陣中央には本尊で伝小野篁作の阿弥陀如来像がお祀りされており、天井は小組格天井でした。
また左奥の脇壇には聖観音菩薩像が、右手奥には法然上人像、善導大師像と阿弥陀如来像がお祀りされています。
そして本堂の前には地蔵堂があり、中には導引地蔵がお祀りされています。
また天井には天女が描かれており、欄間には鶴が立体的に彫られています。
地蔵盆ではお堂が開放されるそうです。



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