首里城へ若水献上役伝復活!

2015年02月02日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<12月21日辺戸大川で行われた「お水取り」の様子(首里かわらばん」より>

琉球王朝時代、国の繁栄を願い、沖縄本島北端の辺戸で汲んだ水が、元旦の「若水」として献上されていました。

1998年、辺戸の辺戸大川で「首里お水取り行事」として、首里当蔵自治会では、「首里城への美御水(ヌービー)奉納祭」として「お水取り」行事が復活しました。

やっと2014年末、辺戸から首里まで、リレー形式で水を運搬する「役伝」によって結ばれ戦後初めてつながりましました。

2014年12月21日「辺戸あやかり若水贈呈出発」、12月22日「名護、恩納村、読谷村」、12月28日「読谷村、浦添市、首里」の日程で、首里へ。


「首里お水取り行事」とは、尚真王時代(1477~1520年)から始まったとされる、辺戸大川でのお水取りは、年に2回、年末は元旦の「御水撫(ウビーネディ)」と、5月の「ウマチー」に使われた。王府では、12月20日に支社を辺戸へ送り、12月28日に汲んできた水を「円覚寺」で保管し、元旦の朝、その年の吉方の水と併せ、国王の「御水撫」が行われた。戦況が厳しくなる1943年まで続いたが、戦後は途絶えていた。

上記内容・写真は、「首里かわらばん」NO29より転載させて頂きました。作成・発行は、「NPO首里まちづくり研究会」、首里の町情報やイベント情報が詳しく書かれている嬉しい冊子です。首里公民館やゆいレール駅で入手可能です。