危険な「沖縄」 その(2)

2013年10月21日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<沖縄ではごく普通に観られる「シロバナキョウチクトウの果実」>

先日、地元紙「琉球新報」に、那覇市「おもろまちの公園」で、落ちていた「シロバナキョウチクトウの果実を口に含んだ児童が、意識不明になり病院に運ばれたが、一命を取り留めた」と報じていた。


▲<4~11月、白い可憐な花が咲き、台風の頃に赤い果実を付ける>

私も、移住して来た当時、街路樹に出来た赤い小さな果実を見つけ「マンゴーの一種?」(沖縄には、街路樹に食用果実がなっている)と思い興味津々だった。





実に美しく、可愛い果実。台風の後など、道路に落ちているのを良く見かける。


▲<こんなふうに街路樹下の歩道に落ちている>



公園や街路樹の植栽にたくさん使われているごく普通の樹木で、落ちた赤い果実を子供がつい口に入れたくなるの気持ちは良く解る。

恐ろしい事に、「シロバナキョウチクトウ」の果実には「毒」が含まれているので、決して口にしてはいけないし、触った後でも良く手を洗う必要がある。

沖縄では、子供が小さい頃に親が触るのを注意し、危険なものだと教えているから触りもしない。


▲<3~5mに育ち、いい木陰を作ってくれる木だが・・・>

しかし、引っ越してきた県外の子供や親などには解らない。

新聞の記事では、沖縄県内の公園や街路樹に何万本と植えられている「シロバナキョウチクトウの木」を伐採する必要があると書かれていた。

※観光客は、いくら美しくて可愛い果実でも拾って口に入れる事は無いように!