▲<「青い目の人形」を迎える記念合唱団。指揮は、嶺井浩子氏>
9月16日、19:00~20:45まで、那覇市ぶんかテンブス館で『青い目の人形平和コンサート』へ行って来ました。
主催者、伊良皆善子氏と縁があり、前売りチケットを購入し、夫婦でコンサートを鑑賞させて頂いた。
▲<左、ガラス箱に入った2体の人形。右、当時の新聞記事と「人形のパスポート」>
▲<伊良皆氏が長野から大切に持って来た人形。全長約40㎝>
昭和2年に、アメリカから「青い目をした人形」が、1792体日本に寄贈された。
当時、日本全国の小学校へ贈られたらしい(それぞれに名前があり、パスポート付だった)。
▲<会場ロビーに、展示された長野県で現存する人形のパネル写真>
そんな時代もつかの間、太平洋戦争が始まり、「青い目をした人形」は、アメリカの人形という事で全国各地で、子供の前で焼かれたり、壊された。
戦後それでも、全国で約300体残されていたそうだ。
特に、長野県は約30体現存している(沖縄には一体も現存せず)。
▲<左、ポスター。右、沖縄ジャズ界重鎮の「屋良文雄」さん>
長野県飯田市の「高野辰之記念館」に展示されていた2体を、伊良皆氏が偶然に見て、そのドラマを知り、この度、長野に出向き、沖縄にお借りして来たものです。
2体が沖縄に来た事を記念し、「世界の平和は子供から」の願いで今回のコンサートを開催した。
「青い目の人形」「我は海の子」「うみ」「おうま」「野菊」「赤ちゃんのお耳」「花の街」「朝はどこから」「とんがり帽子」「あの子はたあれ」「揺籃のうた」「赤いくつ」「七つの子」を約2時間にわたり聞いた。
伊良皆氏からは、童謡作家の生家やその歌が出来た背景など、エピソードを聞けた。
▲<最後に、会場全員で「とんがり屋根」を合唱した>
私の贔屓の「屋良文雄」さんが、目の前でピアノを弾いてくれた事に感激!
懐かしい歌をたくさん聞いて歌って最高に気分の良い夜でした。
※9月19日、15:00~「沖縄市民小劇場あしびなー」でも公演されます。