ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

ニッポン人観察日記 in ロシア ―ウォッカ対決編

2007-11-20 22:48:38 | ロシア

同行メンバーの中に、すこぶるお酒が強い女子がいて。
色々あったけど、毎日のようにブチ切れたりもしてたけど、終わってしまえば楽しかったねぇ、と食事をしていたときのこと。
ロシア料理の味付けって、という話になり。

――あの、ニシンの塩漬けは、塩のニシン漬けとしか思えない塩辛さだったよね

と振ってみれば、

「あ、そう いやぁ、酒飲みにはあのくらいがちょうどいいんだよね~」

お。意外な返し。

でも言われてみれば、ニシンがほとんど減らなかったテーブルと、ぺろりとたいらげてたテーブルとがあったよ~な・・・。
そーいえば、あっちは酒豪テーブルだったっけ

訪ロメンバーには、酒豪がもう1人。大学で尺八教えてらっしゃるT○先生。

「大先生なんだからソソーのないよーに


と師匠から言い含められていたにもかかわらず、

「キャー、T○せんせ~

的な気分もちょびっとあったりなんかして。
だって、淡々、飄々としてて、人となりがカッコいいんですな、T○先生って。学生にも人気に違いない。

このT○先生、毎日の晩酌は絶対に欠かせない、無類のお酒好きでいらっしゃる。
ウォッカ飲んでも飲んでも、顔色ひとつ変わらない。
すごい。

さて、くだんの女子メンバー、軽い気持でT○先生にウォッカ対決で挑んでみた。
お酒としょっぱい漬物が美味しい雪国生まれの彼女も、

「アルコール度数が高ければ高いほど、酒はうまい

と言い放っちゃうくらいの酒豪。
しかも、酔えば酔うほど楽しくなっちゃう。
酒飲みの鑑ですな。

対決の結果やいかに



第1ラウンド
T○先生 3杯-女子 4杯

第2ラウンド
T○先生 3杯-女子 1杯

第3ラウンド
T○先生 5杯-女子 3杯

てことで、T○先生の圧勝

戦い敗れて、女子曰く、

「いやー、さすがに(ウォッカは)くるわ~・・・」

ふつーならこれで、いや~2人ともすごいね~、で終わりなんだけど。
ところがどっこい。
このあと宿舎に戻って寝酒タイムがあるっちゅーのが、彼らのスゴイところ。
この2人、タダモンやありまへん。



焼きたてほかほかアツアツの焼ピロシキを割って見せてくれた、華奢な美しい指の持ち主は、T○先生でした~。

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