スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア・・・
錚々たる名優中の名優たちが超高層ビル火災でのパニックをリアルに演じた、
1974年の、アメリカ映画傑作中の傑作。
平日の昼間に地上波でこんな映画をやってるって、
テレ東というのはつくづくいいセンスしてるなーと思いながら、
二日に分けてノーカット版が放送されたのをじっくり鑑賞。
災害時の現場判断、リーダーシップ、企業の社会的責任、それから、
いろんな価値観がぶつかり合うなかでの群集心理――
あらためて、あの時代の傑作映画の先見性に舌を巻いた。
同時に、というか、それと裏表なのかもしれないけれど、
この作品からほぼ40年という年月を経て、私たちの社会はどれだけ変われたのだろうかと、
複雑な感傷に襲われる。
子どものころ。
週末の午後にはお茶を飲みながら家族そろって映画鑑賞をする習慣があった。
家庭用のビデオレコーダーにまだ“ベータ”という型式があった時代。
そうやって観た映画の一つに、これがあった。
過去のどんな小さな出会いも、必ず未来のどこかにつながっているものだなあと思う。
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