気になさってる男性の皆さんごめんなさい。
でも、気になさってる意味ではありません。
昼休みになんとなく大学の近くの本屋さんに入って、
平積みにしてあった中からなんとなく目に留まって、
なんとなく手に取って、なんとなく買ってしまった本が、
『元素生活―Wonderful Life with the Elements―』(化学同人刊)
なんでしょうね、このイラストレーターさんというかデザイナーさんというか、
好きだからかな。
まったく本を買う予定はなかったのだけど。
この本の著者は、寄藤文平さん。
何をかくそう、メトロの駅のマナーポスターの、あの絵の方です。
あのポスターの、「家でやろう」とか「またやろう」とかのセンスも抜群だけど、
ついなんとなく買ってしまったこの本のセンスもまた絶妙。
元素の性質をジャンルごとに整理してイラストで表してみよう、というのは分かる。
分かるが。
「ヘアースタイルで表してみました」て。
もうこの時点で早々とツボにはまってしまったヒイラギ。
アルカリ金属 「ちょっと浮かれた軟派ヘアー」
アルカリ土類金属 「なんとなく地味。坊ちゃんヘアー」
遷移金属 「元素の多数派。サラリーマンヘアー」
亜鉛族 「すぐに蒸発。パンクヘアー」
次々に繰り出されるジャブを、
肩ふるわせながら笑いをかみ殺しつつかわしてみたものの、
ハロゲン 「略してハゲ」
すいません、降参です。(爆)
思わず噴き出した瞬間を、
本日のパスタランチ運んできたお兄さんにばっちり目撃されてしまいました。
ちょうどいま原稿をまとめているインタビューの相手が、
アートとデザインの力で社会を変えようとしている社会起業家さん。
「人を感動させる力があるものは、単純に美しい。
人間のそういう根幹的な感性に訴えかけることこそ、伝えるということ」
そんな意味のことをおっしゃって、話を聴きながら感銘を受けた。
『元素生活』のイラストには、そういう力があるような気がする。
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