音源テープ

昨日、久しぶりに開けた戸棚に貴重な音源を発見。
その手で整理を始めたら、夜までかかってしまった。
気がついたときにやらないと永遠にできないし。

見つけたのは、名取披露のときの曲の、
先代お家元の、つまりは作曲者ご本人の演奏。
カセットテープに、ちょっとヨレヨレって感じの音が入っていた。

ちゃんとした音で残しておきたいところだけど、
とりあえずそのまんまデコードしてPCに落としておく。

元はたぶん師匠がレコードから録音してくださった音源なのだけど、
もはやレコードプレーヤー自体が自分じゃ入手困難だし。
このさい、一緒に見つけた教材テープも何曲かついでにデコード。

有名な曲ばかりでもないし、珍しい曲も多い地歌。
習ってからしばらく弾かなければどうしたって忘れてしまう。
音源があるというのは、修行の身にはすごく貴重。

それに。

こないだ演奏した『神楽初め』なんて、たぶんあんまり知られていないけど、
素戔男尊と天照大御神の物語なんて、
弾きながら歌っていても楽しくて、ニッポンらしくて面白い。