人生なにごとも、ちょっと得意になどなっていたら、
すぐに足下すくわれて、思い切りしりもちついたりする。
〝ネゴシエーター〟などと言われて
ちょっぴりでも嬉しがったりしたから、
今日はさっそく、したたか頭を打たれた感じ。
珍しく泣きたい気分だった。
あるひとりの大物の招聘に、
ふたつの事務局が同時に動いている。
そのうちのひとつの事務局が、
ウチの大学とシンクタンクのジョイント部隊――
のハズなのに、
シンクタンクの担当者はそろいもそろってインフルエンザ。
シンクタンクが仕事を丸投げした旅行会社は、
飛行機のWブッキングをやらかすほど頼りない。
おかげでもう一方の事務局からヒイラギのところへ、
きつーいきつーいお叱りの電話が鳴り止まない。「そちらの大学として、一体どうお考えなのか!」
「こんなに単純な話がどうしてそんなややこしいことになってるのか!」
知らんがな、そんなん。
そっちは単純な私立でも、
こっちは「国」っちゅう日本一ややこしいスポンサーついとんねん。
・・・なーんて、本音ぶちまけても大ゲンカになるだけなんで、
ぐぐぐぐぐっっっとこらえて、必殺“申し訳ありません”百連発。
明らかに、負けるが勝ちの局面だし。
で、負けといてから、泣きたいくらい哀しくなる。
何やってんだろ~な~と、あほらしくなる。
自分に非があるミスならば、
心から謝罪もしようし、へこむ余地もあるけど。
このプロジェクト終わったら、
ぜったい旅に出てやる。
文京シビックホール『NORMA』公演(2009.02.08)
合唱団員その1:ぐれるが勝ち