自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

スダチの一枝にホソヒラタアブの幼虫

2015-10-18 | ヒラタアブ

我が家のスダチの木は,古木といってもよさそうです。相当に古く,毎年のようにしっかり実を付けます。今年もどっさり実っています。一個一個の実が大きいなあという感じがします。


そして,ふだんはそこにアゲハが飛来したり,産卵したり,はたまたそれを食するカマキリが棲みついていたり。さらには,アブラムシがいたり。というわけで,なかなかにぎやかです。

一昨日10月16日(金),実を収穫しているとき,今どきとしては珍しく若枝が伸びている箇所を発見。それを見るとアブラムシがどっさり付いていました。ほんとうにびっくりするほど! 「こんなにアブラムシがいるのなら,ヒラタアブの幼虫がいてもおかしくないなあ」と思いながら,それを探してみました。


案の定,ホソヒラタアブの幼虫が一匹目に入りました。予感どおり! 成虫は,この場所をちゃんと感知して卵を産付していたのです。どこに卵を産もうかなとあちこち適所を探し回りながら,ついにここを探し当てたというわけです。嗅覚でわかるのでしょうか,視覚でわかるのでしょうか。ヒラタアブはハエのなかまなので,たぶん臭いをかぎ分けているのでしょう。いずれにしても大した能力です。


これだけアブラムシがいれば,食べ物にはまったく不自由しないでしょう。外敵に襲われない限り,すくすくと育っていくのではないでしょうか。 

もちろん,アブラムシが付いていても消毒をしないまま,自然のまま,です。生きもののため,そしてなにより健康保持のため,です。