自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

モンキアゲハ,羽化に向かって(1)

2015-08-26 | モンキアゲハ

8月23日(日)。夜。孵化後,ちょうど2日が経過。体長は6mm。からだが褐色を帯びています。2匹の幼虫はそれぞれ別の葉に移動して,じっと静止したまま。食痕はありますから,食欲はあるということです。


長い間動かないというのは,ふつう脱皮を控えているときです。さて,今回はどうなのでしょう。

 
8月24日(月)。注意深く観察を続けていると……。脱皮が始まりました。午後0時42分のこと。じっとしていた幼虫の動きが激しくなったので,それとわかりました。

 


午後0時47分。体表に薄い膜が見えて,それが皺をつくっています。


午後0時53分。皮がどんどん後方に送られていきます。頭部を覆っていた殻は,そのままのかたちで皮に付いたまま送られていきます。 

 


午後1時13分。すっかり脱ぎ終わりました。 

 


午後1時45分。後方に移動して皮を食べ,  食餌を終えたのがこの時刻。

 
こうして2齢幼虫が誕生したのです。脱皮前の静止状態は,どれだけ続くか定かではありませんが,大変化の前兆であることは他例と同じです。

 


今日見た虹

2015-08-26 | 日記

8月26日(水)。晴れ。午後6時30分。夕暮れ時の東の空。しごとから帰って,くつろぎながら,たまたま庭に出たところ,虹が! それも二重の虹が!


ふつう時雨があったときなど,はっきりと空気中に水滴があるなあという場合に起きる現象なのに,今日のはちがっていました。雲が多いものの,晴れていたのです。雲があるところは虹色がはっきりしていて,ないところはぼんやり。

大きな弧を描いていました。しばらく見ていると,虹と重なるようにしてカラスがねぐらに帰っていくのが目にとまりました(写真の矢印)。


日頃,虹には関心の目を向けているわたしのこと,めずらしい虹なので当たり前のことながらレンズを向けました。