自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏の『虫の目写真』あれこれ(5)

2015-08-04 | 随想

強烈な暑さのなか,S神社にて。といっても夕方近くです。ケヤキの巨木や大木が数本。幹下の地面には,幼虫が出てきた穴がいっぱい。幹や枝,葉にはクマゼミの幼虫の抜け殻がどっさり。

ここにいるクマゼミは人への警戒心が感じられません。近づいても逃げないし,地面付近の幹にもいます。都会型なのでしょう。被写体としては理想的です。


ケヤキがお気に入りのようです。卵を探せば見つかるでしょうが,ルーペがなかったので確認できませんでした。 

 
セミの傍にキイロスズメバチがいました。幹をかじっているようす。巣の材料を集めているのです。レンズを向けると攻撃的な姿勢をしました。

 
クマゼミが地面近くの幹に! こういう風景を見ると,クマゼミの地域性をつい感じてしまいます。簡単に指で捕まえることができるでしょう。驚かしては申し訳ないのでそれ以上はしませんでしたが,人と共生しているのですね。


もう一度訪れようと思っています。複数のセミがとまっているところ,交尾をしているところを見てみたいのです。さて,願いどおりの場面に出合えるでしょうか。