自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ミニトマト(実)紙!

2015-08-08 | 野草紙

ミニトマトの実から紙が作れるなんて,もしかすると「冗談をいって!」とお叱りを受けるかもしれません。ところが,見慣れている紙らしい紙ではありませんが,できることはまちがいありません。


実にも植物繊維が多少なりとも含まれているのです。含まれている限り,紙らしくない紙であっても,できることはできるのです。

ミニトマトを丸ごと煮ます。それを手で揉みつぶします。ミキサーを使わずに手作業をすれば,表皮も比較的長いまま残ります。種はそのままにしておきます。それを漉きます。

 


これも2日あれば乾きます。紙の周辺を見ると,ずいぶん収縮しているのがおわかりでしょうか。水分がなくなるということは,繊維が縮むことを意味します。焼き物を焼くと元の大きさの8割程度の大きさになるといわれますが,それと同じ現象です。


葉書になんとか使用できそうです。変わり種の葉書の出来上がりです。