hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

アンサンブルコンテスト全国大会

2007-03-21 21:36:46 | 日常
今日はアンサンブルコンテスト全国大会、午前中の高校、大学の部を聴いてきた。
今年はみなとみらい大ホールで開催され、とても近所だったのだ。

私が高校3年生の頃、大宮ソニックシティーで全国大会が開催され、初めて全国大会というものを聴いた。
中学校から一般まで、朝から晩まで食事もろくに取らず聴き入っていたことを思い出す。

今回の全国大会では、自宅近所の山手学院が出演するということで、勇んでチケットを取ろうと思うも既に完売と言われあきらめていたところ、思いがけず山手学院の生徒たちからチケットをいただいたのだ。

山手学院とは昨年3月頃からのお付き合いで、サックスの生徒たちを度々レッスンしている。
今日出演した木管三重奏は地区大会前に一度だけレッスンしたが、三人とも部活内の幹部で、三人とも普通に上手で、それぞれ自主的に主体的に音楽づくりしていたのが印象的だった。
それがあれよという間に全国大会金賞まで登りつめてしまった。
本当に喜ばしいことだ。

とは言え、コンクールとは「勝つ」ということが大事だが、それ以上に「負け」を学ぶ場であると思う。
自分に足りないものを思い知り、成長していくことにコンクールの意味がある。
また、いくつかの予選を勝ち抜いて全国大会まで登ってきた人たちには、予選落ちした人たちの期待も背負っている。
全国大会の参加者は、そのような「責任」を果たさなければならないと思うのだ。

そのすべては人のためでもあり自分のためでもある。